モイは4日、同社が運営するライブ配信サービス「ツイキャス(TwitCasting)」が、オープンソースの音声圧縮方式「Opus」に対応したと発表した。

プロのアーティストによる配信や、「イケボ」(イケメンボイス)配信など、高音質へのニーズが高まったため、今回Opusの全面対応を実現。Opus公式サイトによると、ビットレートは6kb/sから510kb/s、サンプリングレートは8kHzの低帯域からから48kHzの高帯域をカバー。VoIPや音楽ライブのリモート配信などの用途に適するという。モイは、Opusの対応でより高音質のサービスを提供できるとしている。

対象の配信は、iOS/Androidアプリの最新版、およびPCからの配信全て。複数人で同時配信できる「コラボ配信モード」はリリース時点では対応しないが、近日対応する予定。

音声圧縮方式と帯域・音質の関係(図:モイ)

このほか、ツイキャス利用時の楽曲使用に関し、従来のJASRACに加え、新たにJRCおよびイーライセンスと包括契約を締結した。これにより、使用楽曲をツイキャスに報告することで、JASRAC/JRC/イーライセンスの管理楽曲を無料で歌唱・演奏することが可能となった。