オリンパスは5月12日、マイクロフォーサーズ規格に準拠した魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」を発表した。発売は6月下旬で、希望小売価格は税別135,000円だ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは、対角線画角180°の魚眼レンズとして世界初(オリンパス調べ)となる開放F1.8の明るさを実現したプロ向けレンズ。35mm判換算で16mmの画角に相当する。2015年2月に開発発表されたものが、このたび正式にリリースされた。

大口径F1.8を実現しながら、軽量コンパクトなボディ

開放絞り値がF1.8と明るく、手持ちで夜景や星空を撮影できるとしている。開放絞り時でも中心から周辺までシャープな描写を提供し、画面周辺での光量落ちも抑えた。レンズ構成は、非球面レンズ1枚とスーパーEDレンズ3枚、EDレンズ2枚、スーパーHRレンズ1枚、HRレンズ2枚からなる15群17枚。前玉にHRレンズを用いてレンズ径を抑え、大口径レンズながらも最大径φ62mm、315gの軽量コンパクトなボディを実現した。色収差やコマ収差も抑制。星空の星など点を点で写すスポット性能にも優れるとしている。

6カ所のシーリングによる防塵防滴性能を持ち、マイナス10℃の耐低温性能も備える。最短撮影距離は12cmで、レンズ先端約2.5cmまで被写体に近づいて撮影可能だ。

主な仕様は、焦点距離が8mm(35mm判換算で16mmの画角に相当)、開放絞りがF1.8、最小絞りがF22。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、画角は180°、最短撮影距離は0.12m、最大撮影倍率は0.20倍(35mm判換算で0.40倍)。本体サイズは最大径が62mm、全長が80mm、重量は315g。フロントキャップ「LC-62E」、リアキャップ「LR-2」、レンズケース「LSC-0811」が付属する。

また、オリンパスは別売のオプションとして、防水レンズポート「PRO-EP02」、フォーカスギア「PPZR-EP10」、遮光リング「POSR-EP10」、リアキャップ「PRPC-EP02」、フロントカバー「PBC-EP02」も6月下旬に発売する。

「OM-D E-M1」への装着イメージ

「OM-D E-M5 Mark II」への装着イメージ