米Gartnerは3日(米国時間)、2014年第4四半期(10月から12月)の世界スマートフォン販売台数の調査結果を発表した。それによると、約7,483万台を売り上げたAppleが、2011年から首位を守ってきたSamsung Electronicsを退け、首位に立ったという。

2014年第4四半期(10月から12月)の世界スマートフォン販売台数と市場シェア

Appleの2014年第4四半期のスマートフォンの販売台数は、7,483万2,000台で1位だった。前年同期は5,022万4,000台であったため、約2,500万台販売数を伸ばしたことになる。Gartnerは、iPhone 6/6 Plusの販売が好調だったことが要因であると分析している。市場シェアでもAppleは、20.4%で首位に立った。前年同期は17.8%と首位のSamsungと約12ポイントの差があったが、大きく巻き返している。

一方で、2011年から首位を守ってきたSamsungは販売台数7,303万2,000台とAppleに及ばず、2位に陥落した。前年同期では8,331万7,000台を販売していたが、Appleとは対照的に約1,000万台の販売数減となった。また市場シェアも前年同期から約10ポイントダウンとなる19.9%まで落ち込んだ。

GartnerはSamsungについて、2013年第3四半期(7月から9月)のピーク以降下落が続いているとし、「Appleがハイエンドスマホ市場を支配し、中国(Xiaomiなど)が低価格ながらも質の高い製品を提供している。Samsungは、アプリやコンテンツ、サービスなどの固有性で長期的な違いを見せていかなければならない」と指摘している。

(記事提供: AndroWire編集部)