ソニーは、2月12日より横浜市・パシフィコ横浜で開催中の「CP+2015」にて、α7シリーズの試写コーナーや技術展示を用意したブースを出展。参考出品のレンズ群を実際にカメラに装着して撮影できるコーナーを設けるなど、来場者が最新製品に触れられるブースとなっていた。
ソニーのブースでは、開発中のフルサイズ対応Eマウントレンズ「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」「FE 28mm F2」の4本と、ウルトラワイドおよびフィッシュアイの2つのコンバーターレンズが参考出品。いずれもカメラに装着して撮影できるようになっており、新レンズをいち早く試せる。
試写コーナーではジオラマを設置し、4Dフォーカスを中心とした各種機能をチェックできるようになっていた。
アクションカムの「FDR-X1000VR」と「HDR-AS200V」は、国内での発売概要が未発表ながら、実機が展示されていた。X1000VRは4Kに対応したアクションカムで、1月に米国で開催された展示会International CES 2015で発表され、国内でも投入される見込みだ。X1000VR、AS200Vとも手ブレ補正機能を搭載しており、自転車やドローンなどでの撮影にも適しているという。
技術展示では、シャッター速度4.5段分の補正効果を持つ「5軸手ブレ補正機能」などを紹介。また、新技術として「ダイレクトドライブSSM」が説明されていた。従来のリングドライブSSMと同様に、超音波を使ったレンズ駆動方式で、AF速度や静粛性は同等だが、前後の微調整がより滑らかで高精度になり、特に動画撮影に向いているという。参考出品の「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」からダイレクトドライブSSMを搭載する。従来のリングドライブSSMとはレンズの性質によって使い分けになるとのこと。
VAIO株式会社が開発しているPC「VAIO Prototype Tablet PC」の展示コーナーも設置。Adobe RGBカバー率95%以上のディスプレイ、RAW現像を高速に処理するパフォーマンスをアピールしていた。また、α7 IIとのテザー撮影のデモも行われていた。