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今週の映画

昭和のお正月といえば寅さん。『男はつらいよ』は世界最長の映画シリーズとしてギネスブックにも認定されています。日本人なら、見たことはなくても作品名を聞いたことくらいはあるのでは。2015年1本目の「今週の映画」は同シリーズ15作目の『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(HDリマスター版)です。

主役の寅次郎を演じ続けた渥美清さんが亡くなってから、まもなく20年。昔はなぜこんな日常劇が人気映画なのか不思議に思っていましたが、今ならその良さを理解できる気がします。ぜひご家族で、のんびり昭和のお正月気分を楽しんでください。

柴又へ離婚したリリーが訪ねて来たが、寅さんは青森で自由を求めて旅するサラリーマン・兵頭と一緒にいた。その後、函館へ渡りリリーと再会、三人の旅となった。兵頭は初恋の人に会いに小樽へ来たが、喫茶店の女主人として苦労する姿に複雑な思いがした。そして「女の幸福」のことで寅さんとリリーは大喧嘩、三人の旅は終わった。柴又で喧嘩を後悔する寅さんはリリーが訪ねてきて大喜び、雨に降られたリリーを駅まで傘を持って迎えに行くほどだった。とらや一家はリリーを寅さんの奥さんにと願い、リリーも承諾したが、寅さんはそれを冗談扱いし、リリーも出ていってしまった。

つながり作品

今回は監督つながりで山田洋次監督の作品をピックアップ。『男はつらいよ』シリーズはもちろん、昨年亡くなった俳優・高倉健さんの代表的な作品のひとつ『幸福の黄色いハンカチ』など、数々の作品がiTunes Storeにそろっています。また、PodcastではApple Storeで行われたトークイベントにおいて、監督が家族や映画について語った貴重なお話も配信中。特別じゃない世の中に生きる人々を描き続ける映画監督・山田洋次の世界をたっぷり楽しめます。

Podcast『山田洋次: Meet the Filmmaker』。Apple Storeに映画監督を招くトークイベントシリーズのひとつです

今週のブック

重厚な作品は時間のとれる時にじっくり読みたいもの。今週のブックは、ドラマや映画にもなった経済小説『ハゲタカ』シリーズの作者・真山仁による長編小説『ベイジン』の上巻です。北京五輪開幕直前の中国を舞台に、スリリングな物語が展開します。

著者はこの作品について「『ベイジン』は、我々がけっして忘れてはならない希望について書いた小説です」と語っています。絶望的に思われる状況から、一体どんな展開が待っているのか。一年の初めに、希望へ続く物語を読んでみませんか。お正月休みにぴったりの一作です。

ベイジン(上)」真山仁

ハゲタカシリーズで人気の真山仁の大傑作。 中国の威信を賭けた北京五輪の開幕直前。開会式に中継される“運転開始”を控えた世界最大規模の原子力発電所では、日本人技術顧問の田嶋が、若き中国共産党幹部・鄧に拘束されていた。このままでは未曾有の大惨事に繋がりかねない。最大の危機に田嶋はどう立ち向かうのか――。時代の激流と人間の生き様を描く著者の真髄が結実した大傑作。

つながり作品

現実に起きた事件をモデルにした本格派経済小説『ハゲタカ』をはじめ、社会派の作品で知られる真山仁。フィクションであり、エンターテインメントでありながら、金融から農業、宇宙開発まで、様々なテーマを骨太に描いています。

真山仁作品一覧。映画・ドラマになった原作も読んでみては