Googleは、Android向け日本語入力アプリ「Google日本語入力」の最新バージョンを公開した。Googleの新しいユーザーインターフェースデザイン「マテリアルデザイン」を採用したほか、フリック入力など機能が強化されている。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSはAndroid 4.0以降。

最新バージョンの「Google日本語入力」では、「マテリアルデザイン」の導入に合わせ、キーボードのデザインテーマは「ライト」と「ダーク」から選択できるようになっている。

「Google日本語入力」最新バージョン

最新バージョンでは、従来型携帯電話のようなキーボード配列(ケータイ配列)から数字キーボードが除かれ、記号入力画面に追加されている。また、ケータイ配列にてアルファベットを入力する際に、フリック操作をすることで数字が入力可能となった。ケータイ配列でのひらがな入力時には、フリック操作で開き括弧、閉じ括弧、波ダッシュ、三点リーダーの入力ができるようになった。

数字キーボードは記号入力画面から選択できるようになった

フリック入力が強化されている

QWERTY配列では、入力時に、最上段を上方向にフリック操作することで数字、アルファベットを下方向にフリック操作することで大文字が入力できるようになっている。

そのほか、顔文字の種類の拡充や、音声入力が起動するアイコンの追加、エンターキーを長押しすることで絵文字入力画面が開くようになるといった新機能をサポートしている。

顔文字の拡充

音声入力へのショートカットの追加

絵文字入力画面へのショートカットの追加

また「Android 5.0(Lollipop)」向けにも、ハードウェアキーボード使用時に専用の候補ウィンドウの表示、その他の文字入力方法への切り替えキーが追加されている。

「Android 5.0」向けには、ハードウェアキーボード使用時の候補ウィンドウの表示、文字入力方法の切り替えキーが追加された