MSY株式会社は、Razer製ゲーミングデバイスの新モデルとして、マルチライティング機能「Chroma」を搭載したキーボードやマウスを発表した。10月31日より発売を開始する。これに伴い都内で記者説明会を開催し、新製品の概要を解説した。
ゲーミングデバイスの雄として、日本国内でも愛用者の多いRazerのデバイスだが、今回発表となったのは、先に開催された東京ゲームショウ 2014でも注目を集めていたメカニカル・ゲーミングキーボード「Razer BlackWidow Chroma」に加え、ゲーミングマウスDeathAdderシリーズの最新モデル「Razer DeathAdder 2015 Chroma」と、サラウンドサウンドゲーミングヘッドセットKrakenシリーズの最新モデル「Razer Kraken 7.1 Chroma」といったモデルだ。
Razer BlackWidow Chroma
「Razer BlackWidow Chroma」は、独自の「Razer メカニカルスイッチ」や、長時間におよぶゲームプレイも快適に行えるエルゴノミクスデザイン、6,000万回のキーストロークにも耐えうる設計といった特徴はそのままに、鮮やかな1,680万色からキーボードのバックライトを発光させることができる「BlackWidow Chroma スペクトラム」機能を搭載した。
単純にキーボードを発光させるだけでなく、バックライトがレインボーカラーの色彩で流れるように発光する「ウェーブ」、全体の色彩がゆっくりと移ろいゆく「スペクトラムサイクル」、ゆっくりと息づかいするかのように任意の2色が変化していく「ブリージング」、タイピングしたキーのみ発光させる「リアクティブ」、スペクトラムの発光状態を固定しておける「静止」など、多種多様な光彩を楽しむことが可能となっている。
また、FPSやMMO、MOBAやRTS等のプレイするゲームジャンルに合わせてよく使用するキーのみ発光させる機能や、人気作「Counter-Strike: Global Offensive」や「League of Legends」等のように特定のゲームタイトルで使用するキーのみを発光させることも可能だ。
このほか、デバイスの設定をクラウド上に保存可能なサービス「Razer Synapse 2.0」にも対応しており、いつでもどこでも自分だけの設定を瞬時に再現することが可能となっている。
Razer DeathAdder 2015 Chroma
ゲーミングマウス「Razer DeathAdder」シリーズの最新作となる「Razer DeathAdder 2015 Chroma」は、10,000dpiへと進化した4G光学オプティカルセンサーを搭載し、最大認識速度や転送速度、応答速度にさらに磨きが掛けられている。マウスホイールやRazerブランドを象徴する蛇をあしらったロゴは「Razer BlackWidow Chroma」と同様に1,680万色から自由に発光色を選択することが可能となっている。
また、自由にマクロが登録可能なボタン「Hyperesponse ボタン」を5つ搭載し、効率的なゲームプレイをサポートする。キーボードと同様に、「Razer Synapse 2.0」にも対応しているので出先でのゲームプレイ時に好みのセッティングをカンタンに再現することができるのは嬉しい。
Razer Kraken 7.1 Chroma
「Razer Kraken 7.1 Chroma」は、ほかの「Chroma」ラインナップ同様1,680万色から自由に発光色を選択することが可能なのはもちろん、7.1chのバーチャルサラウンドサウンドエンジンを搭載しており音響面でも臨場感溢れるゲーム体験を提供する。40mmのネオジムドライバを搭載し、ゲーム世界への没入感をより一層高めてくれることだろう。
また、左側のイヤーカップに収納可能な全方向性デジタルマイクには、Razerのノウハウが詰め込まれたアルゴリズムによって最適化されており、アナログマイクでは実現し得なかった高い品質の音を可能としている。
各デバイスの基本的なスペックは、既存製品からそれほど変化しているわけではないが、ゲーミングデバイスのライティングに関しては今後大きなトレンドとなっていく可能性がある。そこにいち早く製品を投入してきたということで、コアなゲームファンやプレイヤーはもちろん、PC周りに彩りを取り入れたい人にも注目してもらいたいアイテムといえるだろう。