独ライカカメラは16日(現地時間)、コンパクトデジタルカメラ「ライカ D-LUX(Typ 109)」を発表した。大口径ズームレンズ「ライカ DC バリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を搭載している。ライカストア、ブティック、ライカ正規特約店で11月以降に順次販売する。価格は未定だ。

「ライカ D-LUX(Typ 109)」

ライカ D-LUXは、大口径ズームレンズ「ライカ DC バリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を搭載したコンパクトデジタルカメラ。レンズの焦点距離は24-75mm(35mm判換算)をカバーしている。前モデルの「ライカ D-LUX6」より大きいフォーサーズの撮像素子を採用した。また、動画では4K動画の撮影に対応。

ライカ D-LUX初となるWi-Fi機能を搭載。スマートフォンやタブレットに無料の専用アプリ「Leica Image Shuttle」(iOSおよびAndroidに対応)をインストールして、スマートフォンやタブレットからのリモート操作が可能だ。Wi-Fi接続の設定をすばやく行えるNFC(近距離無線通信)機能も備える。

主な仕様は、撮像素子が有効1,280万画素の4/3型高感度MOSセンサー。対応感度はISO80~12500(拡張で最大ISO25000まで)。レンズ構成がEDレンズ2枚を含む8群11枚。開放F値がF1.7~F2.8。シャッター速度が1/4,000秒~60秒(メカニカルシャッター)、1/16,000秒~1秒(電子シャッター)。連写は最高40コマ/秒(シングルAF、電子シャッターのみ)。背面のモニターは3型の液晶ディスプレイ(92.1万ドット)。対応メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードで、UHS-Iスタンダードに対応している。

本体サイズはW117.8×D55×H66.2mm、重量は405g(バッテリー含む)。フラッシュ(ライカCF D)、バッテリー、バッテリーチャージャー、USB接続ケーブル、ネックストラップ、レンズキャップ(ストリング付き)、ホットシューカバーが付属。専用サイトからダウンロードする形で、ソフトウェア「Adobe Photoshop Lightroom」が提供される。