MMD研究所は6月24日、ウェアラブル端末に関する調査結果を公開した。18歳以上の男女2,017人を対象に実施したもので、60.2%がウェアラブル端末を「知らない」と回答したという。調査期間は6月10日から14日まで。

まず同調査では、ウェアラブル端末の認知について確認した。結果は過半数となる60.2%が「知らない」と回答。28.4%が「知っている」、11.4%が「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」と答えた。

続いて、「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」「知らない」と回答したユーザーにウェアラブル端末について説明したうえで利用意向を聞いた。結果は「利用したいと思う」と回答したのは10.4%で約1割にとどまった。一方で、約3割となる19.0%が「利用したいと思わない」と回答した。

さらに、知っているまたは聞いたことがあるウェアラブル端末について聞いた。結果は「Google Glass」が66.6%で最も認知度が高く、「GALAXY Gear」(25.0%)「SmartWatch2」(18.1%)と続いた。

このほか、ウェアラブル端末に求める機能について聞いた。結果は、メガネ型の端末については「道案内」が36.6%、「周辺情報通知/視界情報補足」が24.8%、「写真・動画撮影」が23.6%。腕時計型の端末は「健康管理」が32.1%、「道案内」が22.7%、「通話」が19.4%といった順位となった。ただし、メガネ型については44.4%、腕時計型については43.4%が「この中に欲しい機能はない」と回答している。

最後にウェアラブル端末を購入する際に重視する点について確認したところ、最も多かったのは「金額」で46.9%。「性能」(41.1%)「デザイン」(34.7%)などが続いた。また、38.6%が「購入したいと思わない」と回答している。