新シリーズは、スイスを代表する"あれ"がモチーフ!?
スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2014」にて、MONDAINE(モンディーン)は新しいコレクションを発表。同社のイメージとして完全に定着したSBB(スイス国有鉄道)ウオッチに比肩するタイトルに育てるべく、熱のこもったプレゼンテーションを行っていた。取材段階では試作機であったものの、すでに製品としての雰囲気を十分に感じさせる仕上がりだ(以下、写真をクリックすると拡大表示)。
Helvetica(ヘルベチカ)
モンディーンが新たなコレクションのモチーフに選んだのは、世界中でもっともポピュラーなフォントの1つ、「ヘルベチカ」。そして、それは精密時計と同様、スイスを代表するプロダクツの1つでもある。スイスフランのコインや切手に「Confoederatio Helvetica」(スイス連邦)とあるとおり、もともとヘルベチカはスイスを意味するのだ。
ヘルベチカを時計のデザインに落とし込むにあたり、モンディーンのデザイナーはヘルベチカの「1」をラグのラインに組み込む着想を得たという。
ダイヤルに使用される数字はもちろん、インデックスバーもミニッツマーカーもヘルベチカ(ただし、モンディーンのロゴは別の指定書体だが)。デザイナーに愛されるフォントらしく、「Helvetica Swiss Made」の文字とデイト表示はダイヤルの中心から左合わせで改行、レイアウトされている。
新シリーズのヘルベチカはフォントのフェイスバリエーションにならい、3ラインがラインナップされる。ポリッシュケースの「レギュラー」、ブラッシュケースの「ライト」、インパクトのある43mmケースの「ボールド」だ。BASELWORLD 2014の時点で発売時期と価格は未定だったが、2014年内には発売する見込みとのこと。