パナソニックは6月29日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデル「DMC-FZ1000」を発表した。発売は7月17日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は100,000円前後(税別)。

「DMC-FZ1000」

レンズ一体型のデジタルカメラとしては大きめの1型MOSセンサーを搭載する高倍率ズームモデル。焦点距離25mmから400mm(35mmフィルム換算時)をカバーしつつも、広角側で開放F2.8、望遠側でも開放F4と明るいレンズを搭載する。レンズ一体型として初めてとなる4K(3,840×2,160ドット)動画撮影機能を搭載。4K動画から約800万画素での静止画切り出しを行うこともできる。

また、3月に発表された「DMC-GH4」と同様に、「空間認識AF」を搭載。パナソニック独自の「DFDテクノロジー(空間認識技術)」を用いたこのAFと新開発のリニアモーターにより、従来モデル「DMC-FZ200」の3倍以上高速となる約0.09秒というAF速度を実現した。AF以外に、起動時間も約0.66秒と高速化されている。

高倍率ズーム時に便利なEVF(電子ビューファインダー)を搭載。パネルには応答速度、高コントラストのOLED(有機EL)が採用されている。サイズは0.39型、表示画素数は約236万ドットだ。そのほか、Wi-Fi(無線LAN)接続や、マニュアルフォーカスピーキング、タイムラプス動画を撮影できる「インターバル撮影」、などを備える。「NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)」にも対応しており、対応するスマートフォンであればワンタッチでWi-Fi接続することが可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効2,010万画素の1型高感度MOSセンサーで、レンズが焦点距離25~500mm(35mmフィルム換算時)の光学16倍ズーム対応LEICA DC VARIO-ELMARITレンズ、開放F値がF2.8~F4、対応感度がISO100~ISO12800(拡張設定でISO80/25600を利用可能)。背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、動画の記録形式はAVCHDおよびMP4。バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約360枚となっている。

サイズはW136.8×D130.7×H98.5mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約780g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約831gだ。

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