日立アプライアンスは5月21日、同社のタテ型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」の新製品BW-D10XTVを発表した。6月21日発売予定で、価格はオープンとなっている。市場想定価格は23万円前後(税別)。
新製品で搭載された機能は、「ナイアガラ ビート洗浄」。衣類を効果的に動かして洗う「ビート洗浄」を進化させた新形状の洗濯羽根「ビートウィングX(エックス)」を採用し、遠心力の効果も加えた動きで洗いムラをさらに抑え、同社のドラム式洗濯乾燥機で既に搭載されている「ナイアガラ循環シャワー」を搭載し、従来の約2倍となる最大流量が毎分約45Lのシャワーで衣類に水を幅広く散布し、洗濯物をより白く洗い上げると同時に節水性も向上させている。
また、強化ガラスを使用した「ガラストップデザイン」を採用。デザイン性と汚れの拭き取りやすさを両立させている。
フタの部分には「アシスト機構」を採用。アシストバネと減衰ダンパーの力で軽い力でフタの開閉を可能にし、使い勝手を向上させている。また、洗剤投入口をフロント部分に設計し直し、操作部にはタッチパネルを採用するなどスッキリとしたデザイン性を実現した。
そのほか、本体幅57cmのスリムタイプで洗濯容量10kg、乾燥容量5.5kgのBW-D10TVを新たにラインアップに追加するなど3機種を同時に発売することを発表。「ナイアガラシャワー」「かき揚げ式節水循環水流」など最上位モデルのBW-D10XTVと比べると一段機能を落とした仕様となり、市場想定価格は洗濯10kgタイプで20万円(税抜)前後。
5月21日に開催された記者発表会では日立アプライアンス取締役家電事業部長の松田美智也氏が登壇。松田氏によると、2014年モデルで新たに掲げたコンセプトは「省エネ(エコ)+共感価値」。ユーザーの手間を簡略化し、より便利で快適な付加価値をタテ型洗濯機に追求し、50代や60代の中高年層を特に意識した改良が施されている。