Z97/H97マザーに待望のMini-ITX

先週、Intelの「Haswell Refresh」に対応する9シリーズチップセット搭載マザーボードの発売が開始されたが、今週は待望のMini-ITXモデルが登場。以下の5モデルで、いずれもIEEE 802.11acの無線LANを搭載している。

ASRockの「Z97E-ITX/ac」は、Mini-ITXながら新機能をフルに搭載したモデルだ。SATA 6Gb/s×4ポートに加え、SATA Expressまでサポート。基板の裏面には、帯域10Gb/sのM.2コネクタを搭載する。グラフィックス出力は、DisplayPort、HDMI、DVIで、HDMI入力端子も備える。価格は20,000円前後だ。

ASRockの「Z97E-ITX/ac」。狭い基板上に、SATA Expressまで実装した

バックパネルにはDisplayPortも備える。HDMI端子の1つは入力用だ

ASRockからは、廉価版の「H97M-ITX/ac」も発売となっている。SATA ExpressやM.2は省略されているものの、価格は13,000円前後と安い。

ASUSからは、インタフェースが充実した多機能モデル「Z97I-PLUS」が登場。グラフィックス出力は、DisplayPort、HDMI、DVI、VGAの4種類で、USBは3.0×4ポート、2.0×4ポートの合計8ポートを備える。またM.2コネクタは基板の裏側に用意されている。同社の「5X PROTECTION」に対応しており、耐久性の高さも特徴。価格は19,500円前後だ。

ASUSの「Z97I-PLUS」。電源周りのヒートシンクがかなり大きい

バックパネルは充実。Mini-ITXながら、USBポートの数も多い

GIGABYTEの「GA-Z97N-WIFI」と「GA-H97N-WIFI」は、デュアルGbE(Intel/Atheros)、デュアルHDMIを持つモデル。ストレージはSATA 6Gb/s×6ポートで、SATA ExpressやM.2は非搭載だ。両モデルの違いはチップセットのみで、それ以外の仕様はほぼ同じ。価格は、GA-Z97N-WIFIが17,500円前後、GA-H97N-WIFIが15,000円前後。

GIGABYTEの「GA-Z97N-WIFI」。同社の「Ultra Durable」に対応する

グラフィックス出力はデュアルHDMIとDVI。デュアルLANも備える