ソニーは3月25日、ブルーレイディスク(BD)レコーダーのアップデートを実施した。今回のアップデートは、2月13日に次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)から発表された「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver.1.0」に対応するもの。対象機種は、「BDZ-ET2100」「BDZ-ET1100」「BDZ-EW1100」「BDZ-EW510」「BDZ-ES510」の5機種。
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「BDZ-ET2100」 |
アップデートにより、レコーダーに録画されている番組、あるいは放送中の番組をインターネット経由で視聴する「外からどこでも視聴」を利用できるようになる(BDZ-ES510は録画済み番組のみ)。放送中の番組のリモート視聴が可能なチャンネルは、地上デジタル放送の全チャンネルと、BSデジタル放送のWOWOWディズニーチャンネル以外。録画済みの番組に関しては、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタルの全番組をリモート視聴できる。画質は720/360p/180pから選択可能だ。なお、同時に2台以上のモバイル端末から視聴を行うことはできない。
視聴用のアプリは、「TV SideView」。動作環境は、Android OS 4.0.3以降を搭載したスマートフォンかタブレット、iOS 6.0以降を搭載したスマートフォンかタブレットとなる。Android OS用は3月25日よりGoogle Playからダウンロードできる。iOS用は、4月下旬より提供が開始される予定だ。
TV SideViewは、ユーザーのアカウントに関連付けされる。90日間の有効期限があり、それを超えると再び関連付けを行う必要がある。レコーダーに登録可能なモバイル端末は6台まで。また、1台のモバイル端末に登録可能なBDレコーダーも6台までとなっている。
TV SideViewにはリモート視聴だけでなく、これまで同社のレコーダー用として使用されてきた「RECOPLA」「CHAN-TORU」「Twonky Beam」の機能が統合される。これらのうち、3月25日から使用できるのは「外からどこでも視聴」と「家中どこでも視聴」。「ワイヤレスお出かけ転送」と「外から録画予約」は4月下旬に行われるソフトウェアのアップデートにより利用可能となる。iOS用は、4月下旬のリリースの段階で、すべての機能が利用できるようになる。
なお、TV SideViewのレコーダー連携部分(番組視聴・転送機能)の利用には、初回のみ500円(税込み)の費用がかかる。
