アルファコックスは、米・Trimble Navigationが3Dモデリングソフト「SketchUp Pro」の最新バージョン「SketchUp Pro2014 日本語版」をリリースしたことを発表しました。国内での販売開始予定日は3月11日 18:00~。価格は「SketchUp Pro2014J コマーシャルライセンス」が9万2,500円(税別)、「SketchUp Pro2014J アップグレード」が2万円(税別)、「SketchUp Pro2014Jアカデミックライセンス」は9,000円(税別)。

「SketchUp Pro2014 日本語版」が3月11日より発売される

「SketchUp Pro2014 日本語版」は、SketchUpは米・Trimble Navigationが2012年5月に米・Googleから買収した3Dモデリングソフト。マウス操作で押したり引いたりする動作で、簡単に立体モデルが作製できるモデラーとして、建築設計業界を中心に土木・映像・CG・ゲーム業界など、さまざまな分野で世界的に普及している。前バージョンの「SketchUp Pro2013」より提供されているサービス「サポート&メンテナンス」により、2013年9月にリリースされた「SketchUp Pro2013J」ユーザー全員が無償アップグレードの対象となる。

また、同製品よりIFCフォーマット(属性情報で採用されているのIFC2x3)に対応。SketchUpで作成したコンポーネントやグループに対してIFC2x3の属性を付加し、エクスポートできる。建築の設計・施工の流れの中で、もっとも上流である概略モデリングなどで利用されるSketchUpがこの形式に対応したことで、BIMを推進する国内企業におけるCADとの連携が格段に向上することが期待されるという。

そのほか、世界各国のユーザーがSketchUpで作成したモデルを投稿し、誰でもそれを利用できるWeb上の3Dギャラリー「3D Warehouse」を刷新。Trimbleの統合WebGLビューワに対応したことでモデルの3Dプレビューが容易に行え、モデルをアップロードする際も、SketchUpからだけではなくWebブラウザから直接アップロード可能だ。モデルの最大サイズも従来の10MBから100MBに拡大された。加えて、従来製品でマシンのパフォーマンスを悪くする原因のひとつとなっていたモデルの影表示の部分について、エンジンを根本から見直し最適化したことで、影表示の処理速度が最大15倍も向上した。

なお、同製品の対応OSはWindowsXP(Microsoft Service Pack 3以上/Microsoft Internet Explorer 7.0以上/.NET Framework version 4.0.以上)、Windows Vista/7/8(Microsoft Internet Explorer 8.0以上/.NET Framework version 4.0.以上※64ビットOSでも稼働するが、32ビットOSアプリケーションとして動作)。Mac OS X10.7および10.8以上(QuickTime 5.0、Safari)。