キヤノンは2月12日、コンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズの新モデル「IXY630」を発表した。発売は2月20日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は21,800円(税別)となっている。
薄型のスタイリッシュボディで持ち運びやすい「IXY」シリーズの新モデル。「PowerShot N」で搭載された「クリエイティブショット」を新たに採用した。同機能では、キヤノン独自のシーン解析技術やアルゴリズムにより、特殊な加工処理が施された5枚の画像がオリジナル画像とは別に自動生成される。FacebookやTwitterなどのSNSへ投稿するオシャレな写真を手軽に撮りたいというニーズに配慮した。
また、エントリーユーザー向けにカメラが32種類の撮影シーンを自動認識して最適な設定を行う「こだわりオート」と、撮影状況に応じて最適な手ブレ補正を適用する「マルチシーンIS」を搭載。カメラ任せでも最適な設定で、ブレのない写真を撮りやすい。
そのほか、撮影した画像や映像をスマートフォンへワイヤレス転送できるWi-Fi(無線LAN)接続機能や、シャッターを押す数秒前からの動画を静止画と同時記録する「プラスムービーオート」などを搭載。Wi-Fi接続機能はNFC(近距離無線通信)機能にも対応しており、対応スマートフォンとワンタッチで接続できるようになっている。
主な仕様は撮像素子が有効約1,680万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)で、レンズが焦点距離25~300mm(35mmフィルム換算時)の光学12倍ズーム、開放F値がF3.6~F7.0、対応感度がISO100~ISO3200(ローライトモード時はISO6400まで対応)となっている。
背面のモニターは約46.1万ドット・3型の液晶方式で、動画の記録形式がMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約190枚。
サイズはW99.7×D22.4×H57.6mm、重量は本体のみで約130g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約147g。