米AMDは1日(現地時間)、同社製GPU向けドライバの最新版「Catalyst 14.1 Beta1.6」をリリースした。独自のグラフィックスAPI「Mantle」をサポートしたほか、CrossFire構成でEyefinityを利用したときのFrame Pacing機能の対応などが盛り込まれている。
対応するGPUは最新のRadeon R9/R7シリーズに加え、Radeon HD 7000/HD 8000シリーズも含まれる。また、最新APUである"Kaveri"(開発コード名)ことA10-7000シリーズとA8-7000シリーズもサポートする。
一方、対応するアプリケーションは現在のところ「Battlefield 4」と「Star Swarm」の2種類で、AMDによるとRadeon R9 290シリーズでのテストでは、DirectXと比較してBattlefield 4では最大45%、Star Swarmでは最大200%のパフォーマンス向上が見込めるという。 このほか、CrossFire構成時に描画の安定性を向上させるFrame Pacing機能も改善。4Kパネルへの対応や、CrossFire構成でEyefinityを利用した際のFrame Pacing機能への対応などが行われている。
なお、Catalyst 14.1 Beta1.6利用に当たっては、インストール前に既存のCatalystをアンインストールしないとシステムがハングする可能性があることや、CrossFire環境でBattlefield 4をプレイすると、カク付きや動作が不安定になるといった問題がアナウンスされている。