ここ数年、急速な価格下落と性能の向上によって、人気を集めているパーツがSSDだ。SSDは各社から発売されているが、その中でも性能と信頼性の高さに定評があるのが、Plextorブランドの製品だ。PlextorブランドのSSDは、PLDS(Philips & Lite-On Digital Solutions)が製造しているが、独自のファームウェア技術を持っていることが強みであり、True SpeedやTrue Protectといった独自技術を搭載していることで人気がある。ここでは、Plextorブランドの最新mSATA対応SSD「M5M+」を紹介しよう。
サーバーグレードのMarvell製コントローラを搭載
M5M+は、2013年の春に登場したmSATA対応SSD「M5M」のマイナーチェンジモデルであり、容量は64GB(PX-64M5M+)と128GB(PX-128M5M+)の2モデルが用意されている。前モデルのM5Mには256GBモデルも用意されていたが、M5M+では省かれており、M5M+はコスト重視のニーズに向けた製品と考えてよいだろう。
コントローラチップには、M5Mと同じく「Marvell 88SS9187」を採用している。Marvell 88SS9187はサーバーグレードの製品であり、高い信頼性と性能が大きな特徴の1つだ。
NANDフラッシュは東芝製で、こちらも信頼性や性能についてはお墨付きである。M5M+の64GBモデルと128GBモデルで性能は異なり、全体的に128GBモデルのほうが高速だ。
PX-64M5M+(64GBモデル) | PX-128M5M+(128GBモデル) | |
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シーケンシャルリード | 540 MB/s | 540 MB/s |
シーケンシャルライト | 160 MB/s | 320 MB/s |
ランダムリード | 73,000 IOPS | 80,000 IOPS |
ランダムライト | 42,000 IOPS | 76,000 IOPS |
64GBモデルのシーケンシャルリードは最大540MB/秒、シーケンシャルライトは最大160MB/秒、4KBランダムリードのIOPSは最大73,000、4KBランダムライトのIOPSは最大42,000だ。一方、128GBモデルのシーケンシャルリードは最大540MB/秒、シーケンシャルライトは最大320MB/秒、4KBランダムリードのIOPSは最大80,000、4KBランダムライトのTOPSは最大76,000となる。
次ページから、M5M+の128GBモデル「PX-128M5M+」を使って、パフォーマンスを検証していく。