SSD/HDD両搭載のデュアルドライブ
Western Digitalの「WD Black2(WD1001X06XDTL)」は、なんとSSDとHDDが一体化した2.5インチドライブ。Seagateの「SSHD」では、SSDはHDDのキャッシュとして使われていたが、このBlack2では完全に独立したドライブとなっており、OSからも2ドライブが認識される。容量は、SSDが120GB、HDDが1TBで、価格は33,000円前後だ。
SSDの高速性とHDDの大容量が両立しており、2.5インチドライブが1台しか搭載できないようなノートPC等での利用に適しているだろう。ただ、2.5インチドライブが2台搭載できる環境であれば、SSDとHDDを別々に用意した方が、性能的にも価格的にも有利だ。SSDのデータ転送速度は、リードが350MB/s、ライトが140MB/s。
ドライブの厚さは9.5mm。インタフェースはSATA 6Gb/sで、コネクタは通常のSSD/HDDと同じように1つだけ搭載する。普通に接続するとSSDのみが認識されるので、HDDも有効にするためには、WEBサイトからダウンロードした専用ソフトウェアをインストールする必要があるとのこと。
超高速インタフェース対応のSSD
Seagateの「1200 SSD」シリーズは、新規格SAS 12Gb/sに対応したエンタープライズ向けの2.5インチSSD。オリオスペックに入荷したのは容量200GBの「ST200FM0073」で、価格は89,800円。上位モデルの受注も可能で、その場合400GBモデルが174,800円、800GBモデルが328,000円となる。
フラッシュはMLCタイプで、ドライブの厚さは7mm。インタフェースが高速化したことで、最大750MB/sというデータ転送速度を実現した。SAS 12Gb/sに対応したインタフェースカードはすでに出回っており、今回ドライブも登場してきたことで、ようやく高速データ転送を利用できる環境が整った形だ。