バッファローメモリは18日、自社開発のSATA 3.0コントローラを搭載した産業用SSDを3モデル発表した。「SS3」シリーズと「MxBU7」シリーズは6月より量産出荷、「SS6」シリーズは、2015年の発売予定。

「SS3」シリーズは、内蔵バックアップ電源でキャッシュメモリを保持する「BMテクノロジー」採用モデル。搭載NANDにより、MLCとSLCの2モデルを用意する。容量はMLCが32GB~512GB、SLCが8GB~128GB。インタフェースはSATA 3.0。形状は2.5インチ。

ノンビジーアルゴリズムによる安定したリード/ライト性能に加えて、ランダムリード/ライト性能も向上。高画質HD動画の連続録画などに適しているという。車載環境でも使用できる、新型放熱構造を採用した。

「MxBU7」シリーズは、mSATAインタフェースのモデル。インタフェース以外の仕様は「SS3」シリーズとほぼ共通。容量はMLCが16GB~64GB、SLCが8GB~64GBを用意する。

「SS6」シリーズは、不揮発性メモリSpin-Torque MRAMをキャッシュに搭載するSSD。搭載NANDはSLCで、容量は未定。2015年に発売の予定。インタフェースはSATA 3.0。バックアップ電源なしでも、電源遮断耐性とリカバリー性能に優れる。

これらの新製品は、2013年11月20日から神奈川県・パシフィコ横浜で開催の組込み総合技術展「Embedded Technology 2013」にて、バッファローメモリのブース(No.B-05)で展示される。