トレンドマイクロは14日、「Anonymous (アノニマス)」を名乗るハッカー集団が日本の政府機関や関連組織などを対象とした攻撃を宣言していることを確認したと発表した。今回の攻撃がどの程度の規模になるのか現段階では不明とはするものの、セキュリティ対策の見直しや現状把握を行うよう注意喚起している。

世界中でハッキング騒動を起こしているアノニマスが、11月中に日本をターゲットとした攻撃を行う可能性が高まっている。攻撃対象リストは「PasteBin」などのサイト上で公開されており、日本の政府機関や関連組織などのドメインが攻撃リスト入りしていることが確認できる。

Pastebinに投稿された攻撃対象ドメインリスト

なお、アノニマスは11月に、日本以外の複数の地域にも攻撃を宣言しているという。英国では、ガイ・フォークス(17世紀の英国で国王暗殺をくわだてた反逆者として処刑された人物)が逮捕された11月5日を、「ガイ・フォークスの日」という記念日に定めている。アノニマスは反逆の象徴としてなのか、このガイ・フォークスの顔を模した仮面を度々被ることから、11月を特別な月として位置づけているものと見られる。

アノニマスによる日本関連の攻撃としては、最近では韓国のアノニマスを名乗るハッカーによる攻撃宣言が8月に、アノニマス自身による攻撃宣言が9月にあったが、現時点では大規模な被害は報告されていない。一方で、2011年にアノニマスが宣言した「#OpSony」と呼ばれる攻撃宣言では1億件以上の個人情報が流出し、また2012年の「#OpJapan」でも複数のWebサイトが改ざん被害を受けるなど、深刻な問題に発展した例もある。