PFUは24日、書籍などを裁断せずに読み取れるA3対応ドキュメントスキャナ「ScanSnap SV600」において、Mac OS用の各種ソフトウェアを提供開始した。最新の「OS X Mavericks」にも対応しており、ScanSnap SV600のユーザーはPFUのWebサイトから無償でダウンロードできる。

ScanSnap SV600

ScanSnap SV600は、スタンドタイプのドキュメントスキャナ。カメラを応用したものではなく、高指向性LED光源とライン型CCDセンサーを組み合わせた「VIテクノロジ」を搭載。原稿のほぼ真上から、センサー部分が首を前後に振るように光を当てながらスキャンする。

この仕組みによって、書籍などをバラバラにしなくてもデジタル化できるほか、A3用紙や新聞といった大きな原稿、クレヨンで描いた絵といった原稿もきれいに読み取れる。また、スキャン後の歪みを高い精度で補正する「ブック補正」、0秒~10秒ごとのインターバル自動スキャン、原稿のページめくりを自動検出してスキャンする機能などを搭載。

動画
LED光源からのライトが原稿を照らしながら、ヘッドが稼働。ライトで照らされている部分が順次、読み取られていく。動画はWindows環境のもの

ScanSnap SV600の概要および詳細については、別記事『PFU、首振りセンサーで本を開いたまま読み取れるA3対応「ScanSnap SV600」』、『【レビュー】本をバラさず読み取れるA3対応ドキュメントスキャナの実用性は? - PFU「ScanSnap SV600」を試す』をご一読いただきたい。

なお、今回提供されるMac用ソフトウェアは以下の通り。

・ドライバ「ScanSnap Manager V6.2」
・名刺管理ソフトウェア「CardMinder V5.1」
・OCRソフトウェア「ABBYY FineReader for ScanSnap 5.0」

複数枚のハガキや名刺を1枚ずつデジタル化できるオートクロップ機能を装備

ブック補整の前(写真左)と、ブック補整後(写真右)。写真はWindows版のもの