RSコンポーネンツは11日、名刺サイズの超小型PC「Raspberry Pi」(ラズベリーパイ)の低価格モデル「Model A」とRaspberry Pi用のカメラモジュールを組み合わせたセット、および上記セットにRaspberry Pi用の最新OSをインストールしたSDカード(4GB)を組み合わせたセットの2種類を発売した。直販サイト「RSオンライン」で購入できる。
「Raspberry Pi Model A」は、従来モデル「Model B」からRAM容量を256MBに、USBポートを1基にして、有線LANポートを省いたモデル。プロセッサはBroadcom BCM2835(ARM1176JZFS、700MHz)で、映像出力としてHDMI×1とコンポジットビデオ×1、SDメモリーカードスロット用のソケットなどを備える。
Raspberry Pi用カメラモジュールは、重さ約2g、本体サイズ25×20×9mmと小型ながら、5メガピクセルのCMOSイメージセンサを搭載。2,592×1,944ピクセルの静止画、1080p/H.264形式で30fpsの動画を記録できる。カメラモジュールの撮影データは、Raspberry Pi上のCSIソケットで接続し、Raspberry PiとI2C(Inter Integrated Circuit)通信で送受信できる。
価格は、「Model A」とRaspberry Pi用のカメラモジュールを組み合わせたセットが4,240円(税抜)、上記セットにRaspberry Pi 用の最新OSをインストールしたSDカード(4GB)を組み合わせたセットが4,960円(税抜)。セット価格の方が、単品購入より最大約23%お得だという。