ASUSTeK Computerは26日、UEFIにネイティブ対応したPCI Express 2.0 x2接続のSSDカード「RAIDR Express PCIe SSD」を発表した。容量は240GBで、OSのインストールやブートも可能。日本市場向けの先行発表となり、7月27日から発売する。価格はオープン、店頭予想価格は40,000円前後。
本体内部でSSD×2台をRAID 0にて動作。データ転送速度は、連続読み出しで最大830MB/秒、連続書き込みで最大810MB/秒、4KB連続読み出し/書き込みで最高100,000IOPSに達する。NANDフラッシュには東芝の19nm 16KBページサイズ MLC Sync-NAND型フラッシュメモリ、SSDコントローラにはSandForce SF-2281×2基、RAIDコントローラにはMarvell 9230を採用。
基板を囲むように本体の表と裏を対ノイズシールドカバーで覆い、エラーによるパフォーマンス低下を防止。対ノイズシールドカバーはヒートシンクの役割も兼ね、SSDコントローラとRAIDコントローラにも大型ヒートシンクを取り付けることで、全体の温度上昇を抑制している。
UEFIにネイティブ対応し、本体上のスイッチによってBIOSモードへ切り替えられるため、BIOS搭載のマザーボードでも使用できる。ドライバレスデザインになっており、OSのインストール時にドライバを追加せずに、OSをインストール可能。また、AHCI対応とすることで、Windows 7 / 8環境でのTrimコマンドをサポートした。AES 128bit暗号化やWindows 8 Secure Bootにも対応する。
付属のソフトウェアは、自動バックアップ/リストア対応のRAMディスクを作成する「RAMDisk」、RAMディスクの最適設定(Webブラウザのキャッシュ先など)を手軽に行える「SSD TweakIt」、SSDとHDDのハイブリッド環境を作る「ROG HybriDisk」、ベンチマークソフト「ROG CrystalDiskMark」、Secure Eraseソフト/Firmware Updater、「Kaspersky Anti-Virus 2013」。本体サイズはW157×D120×H20mm、重量は243g。対応OSはWindows 7 / 8。