広告クリエイターを目指す若者に向けた"人脈作り"のための世界的イベント「ポートフォリオナイト」が22日、東京・六本木で開催された。この日、同イベントは日本だけでなく、パリやロサンゼルス、ムンバイ、ニューヨーク、北京、香港などなど世界24都市でも行われ、各国のクリエイターたちが、それぞれの国で開催されたイベントに参加した。

「ポートフォリオナイト」は、30歳未満の学生・若手クリエイターたちがポートフォリオを持参し、広告業界の最前線で活躍している著名クリエイター達に「自分」をプレゼンテーションするという、一夜限りの世界同日開催イベントだ。日本でのイベントはサーチアンドサーチ・ファロンが主催しており、参加したクリエイティブディレクターは、川村真司氏(PARTY)、岡村雅子氏(電通)、麦田啓造氏(ディーディービー・ジャパン)、大島裕志氏(グレイ ワールドワイド)、橋島康祐氏(オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン)、高山智克氏(ビーコン コミュニケーションズ)、富田安則氏(リクルートコミュニケーションズ)など、広告業界を目指す若者にとって知らずには通れない、名立たるメンツである。

参加者がひとりのクリエイティブディレクターに対してプレゼンテーションできる時間は15分。自分自身のプレゼンテーションを行い、アドバイスをもらったり実力が認められれば商談成立?あるいはスカウトあるかも?という形式になっている。また、当日は参加者の中から1名を「ポートフォリオナイト オールスター」として選出。ポートフォリオナイト オールスターは、イベント開催地の世界24都市から1人ずつ選ばれ、選出者たちは2013年8月に米・ニューヨークに招待され、1週間のクリエイティブ・チャレンジに参加することができる。

制限時間は15分。電光版に秒単位でカウントされ、1分前にアナウンスが入る

ポートフォリオの形式は、分厚いファイルからiPad、パソコンまでさまざま

会場に入るとその熱気に圧倒される。スーツを来た人間などほとんどいない。若手クリエイターたちが思い思いのスタイルでプレゼンに臨み、真剣なまなざし、そして緊張感が会場を満たしている。さっそく、プレゼンの合間をぬって彼らの作品を見せてもらった。

怡土希帆さん「会社の代表で参加しました。様子見てきて、って(笑) 日本人って、すごくシャイだから……これからもこのイベントが続いていけばいいですね」

kamaiLeinaさん「知り合いから情報をもらって参加しました。趣味で写真をやっているんですけど、遊んでる場合じゃないな!って思った。どんどん勉強していきます」