パナソニックは5月14日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのレンズ交換式モデル「DMC-G6」を発表した。パッケージはボディ単体のもの(「DMC-G6」)と、望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-F5.6 ASPH. / POWER O.I.S」が付属する「DMC-G6H」、標準レンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-F5.6 II ASPH. / MEGA O.I.S.」と望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-150mm / F4.0-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」が付属する「DMC-G6W」、電動標準ズームレンズ「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.」が付属する「DMC-G6X」が用意される。

いずれも発売は6月20日で、価格はオープン。推定市場価格はDMC-G6が80,000円前後、DMC-G6Hが120,000円前後、DMC-G6Wが110,000円前後、DMC-G6Xが105,000円前後となっている。

「ルミックス DMC-G6」(写真は望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-150mm / F4.0-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」装着時)

ミラーレス一眼タイプの「LUMIX」シリーズで上位モデルとなる「LUMIX G」の新製品。従来モデル「DMC-G5」で液晶だったEVF(電子ビューファインダー)はOLED(有機EL)になり、高精細・コントラストの高い表示が可能になった。EVFに目を近づけるとAFが作動する「アイセンサーAF」も引き続き搭載。

また、4月に発表された「DMC-GF6」と同様、Wi-Fi(無線LAN)接続機能やNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)機能を搭載する。本機で撮影した写真や動画をスマートフォンやタブレット端末へワイヤレスで手軽に転送できる。

画像処理エンジンは新開発の「ヴィーナスエンジン」を採用。2次元ノイズリダクション、マルチプロセスノイズリダクションを刷新したことで効果的なノイズ低減が可能となり、高感度撮影でも高画質を実現した。拡張設定で最高ISO25600での撮影も行える。

電源を入れて0.5秒の高速起動が可能になるなど、レスポンスも改善されている。背面のモニターはチルト式のタッチパネルとなり、上下方向に270度、左右方向に180度可動するため、ハイアングルやローアングルでの撮影、"自分撮り"も手軽に行える

主な仕様は、撮像素子が有効1,605万画素の4/3型Live MOSセンサーで、マウントがマイクロフォーサーズマウント、対応感度がISO160~ISO12800(拡張設定でISO25600に対応)、シャッター速度が60~1/4,000秒(静止画)。ファインダーは約144万ドットの有機EL方式で、視野率が100%、倍率が約0.7倍(35mmフィルム換算)、背面のモニターは約104万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-Iカード対応)、動画撮影時の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60p。

バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約350枚となっている(GF6H付属レンズ装着時)。

本体サイズはW122.45×D71.4×H84.6mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約340g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約390gだ。

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