こんなふうに「かゆいところに手が届く」N2800だが、電子辞書の楽しさは、単に宿題や自習に使えるところだけではない。小中学生用電子辞書ならではの、子どもの興味や探求心をそそるコンテンツが山盛りなのだ。

例えば、「きっずジャポニカ」や「ブリタニカ国際大百科事典」、「新ヤマケイポケットガイド」(野鳥/海水魚)、「学習人物辞典」などは、「図から検索」が可能。興味のあるジャンルから、おもしろそうな図案をたどるだけで、知識と興味がどんどん広がっていく。

「小学百科大事典 きっずジャポニカ」。カラーイラストを順に見ていくだけでも楽しく学べる

「デジタル昆虫図鑑」。図鑑系コンテンツでは、キーボード側のサブ画面に解説のテキストが表示される

「学習人物大辞典」の豊臣秀吉の肖像。教科書で見た資料写真とは違う資料を見られるのも、図鑑の楽しさだ

辞書や図鑑だけでなく、参考書が収録されている点も要チェック。旺文社の「小学総合的研究わかるシリーズ」は、算数・国語・理科・社会の4教科で、小学4年生から中学校受験に対応。小4の普段の学習から受験対策まで長く、幅広く活用できるので親としても心強いし、コストパフォーマンスの面でもお得感がある。

また、NHKで放送され、可愛いキャラクターとネイティブの英会話が大人にも子どもにも好評だった「リトル・チャロ NY編」の動画も全話収録(TV放映版1年分・全50話)。まだ英語はよく分からないけれど、チャロの大ファン、という夕野ちゃんも食い入るように観ていた。そうそう、来年、5年生になれば英語の授業も始まるんだよね。

「リトル・チャロ NY編」では、動画とそれに対応するテキストの両方でネイティブの発音を聴けるのがポイント。たとえ最初は理解できなくても、繰り返し観ているうちにネイティブの発音に耳が慣れてくるという効果が期待できる。また、可愛いキャラクターのイメージもあって、英語を好きになってくれるかもしれない。なお、「リトル・チャロ NY編」が標準で収録されているのは、N2800のほか、中学生モデル「XD-N3800」、高校生モデル「XD-N4800」「XD-N4900」、生活・教養モデル「XD-N6500」となる。そのほかのモデルでも「XD-N」型番なら、追加コンテンツデータとして「リトル・チャロ NY編」を後からでも追加可能だ。

NHKで放送された英会話アニメ番組「リトル・チャロ NY編」(TV放映版1年分・全50話)を全話収録。動画を一時停止させて、その部分の会話テキストに切り替えるといった相互学習も可能
(c)NHK・NHKエデュケーショナル 2008

有名なクラッシック曲のフレーズを収録した「クラシック名曲1000フレーズ」。ビゼーの「アルルの女」って、どんな曲だっけ? と思ったら、これで検索!

このほかにもN2800には、さまざまな分野や年齢層に応じた幅広いコンテンツが収録されている。小学生向け電子辞書とある通り、毎日の予習や復習に役立つのはもちろん、ふとした興味や疑問にその場で応えてくれる「手の中の図書館」ともいえる充実した内容が大きな魅力。子どもたちの自発的な学習を促すきっかけにもなってくれるだろう。

また、中学生になれば、電子辞書が活躍する場面は圧倒的に増える。小学校の中学年以上であれば、今から電子辞書に親しんでおくと決して損はしないはずだ。お子さまに、正しい知識と調べる意欲、興味が広がる喜びをぜひ与えてあげていただきたい。

完全にクローズドな環境なので、子どもが自由に使っても有害な情報にアクセスする心配がないのは嬉しい

XD-N2800は、夕野ちゃんにとって宿題の友になったようだ

「電子辞書って楽しい! 小学校でも電子辞書を使わせてくれたらいいのに(笑)」

「XD-N2800」に収録されているコンテンツの一部。アイコン表示で見やすく、スマートフォンのようなフリック操作でページをめくれる