ニコンは3月5日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX A」を発表した。発売は3月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は140,000円前後となっている。

「COOLPIX A」

「COOLPIX」シリーズとして初めてとなる、APS-Cサイズ(23.6×15.6mm)CMOSセンサー搭載モデル。デジタル一眼レフカメラで多く採用される大型CMOSセンサーを採用するほか、光学ローパスフィルターレス仕様を採用。センサーやNIKKORレンズの描写力を最大限に往かし、コンパクト機ながら高画質での撮影が可能となっている。

大型センサーの搭載に合わせて、レンズも専用設計のNIKKORレンズを採用。諸収差を抑えた撮影が可能な上、画面全体にわたり高い描写力を誇る。また、7枚羽根虹彩絞りにより、美しいボケ味を実現可能となっている。

画像処理エンジンは「EXPEED 2」を採用。画像の高速処理、ノイズ低減、色再現性の向上、低消費電力を実現する。

主な仕様は、撮像素子が有効1,616万画素の23.6×15.6mmサイズCMOSセンサーで、レンズが28mm(35mmフィルム換算時)の固定単焦点レンズ、開放F値がF2.8、対応感度がIS100~ISO6400(拡張設定でISO8000、ISO10000、ISO12800、ISO25600を利用可能)。背面のモニターは3型・約92万ドットの液晶方式となっている。

掲載当初、有効画素数について誤記しておりました。正しくは1,616万画素です。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約230枚だ。サイズは約W111×D40.3×H64.3mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約299gとなっている。

専用アクセサリもリリース

「DF-CP1」

「UR-E24」(右は「HN-CP18」装着時)

COOLPIX Aの発表に合わせて、専用アクセサリもリリースされた。リリースされたのは、光学ビューファインダ「DF-CP1」およびアダプターリング「UR-E24」(レンズフード「HN-CP18」付き)。

DF-CP1は視野率約90%、倍率約0.52倍で、UR-E24は市販の46mmフィルターを取り付けられる。発売はいずれも3月下旬、希望小売価格はDF-CP1が44,100円、UR-E24が10,500円となっている。

いずれもブラックとシルバーの2色が用意される。

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