ニコンは1月29日、デジタルカメラ「COOLPIX AW110」を発表した。発売は2月で、価格はオープン。推定市場価格は43,000円前後となっている。
2011年8月に発表された「COOLPIX AW100」の後継となる防水・防塵・耐衝撃・耐寒設計のタフネスカメラ。特筆すべきは防水性能で、AW100では水深10mまでとなっていたものがAW110では水深18mまでの使用に耐えられるようになった。耐衝撃性能も1.5mから2mへ向上しており、ハードな使用に耐えられる。
また、高度・水深・気圧の計測表示および画像への付加、GPS機能、シーンモード「水中」など、アウトドアシーンで便利な機能を用意。
GPS機能は、撮影時の位置情報を画像に付加したり、カメラを向けた方角を記録したりすることができる。背面のモニターには世界地図を表示できるようになっており、位置情報を付加した画像は世界地図に表示させることが可能。
シーンモード「水中」は、赤い光を通しにくい水中撮影時のホワイトバランスを最適なものに自動調整してくれるというもの。「水中」モード以外でも、オート撮影時にはカメラが水中であることを認識し、自動で同モードを適用してくれる。
同日に発表された「COOLPIX S9500」などと同様に、Wi-Fi(無線LAN)接続に対応。撮影した画像をワイヤレスで、スマートフォンやタブレット端末に転送したり、スマートフォンなどからリモート操作したりすることができる。
主な仕様は、撮像素子が有効1,605万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)で、レンズが焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、対応感度がISO125~ISO1600(オート撮影時にISO3200を利用可能)となっている。
背面のモニターは3型・約61.4万ドットの有機EL方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約21MB)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約250枚だ。サイズは約W110.1×D24.5×H65.3mm(突起部を除く)、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約193gとなっている。