テックウインド、Xeon Phiコプロセッサ搭載のスターターキットサーバー

テックウインドは28日、Intel Xeon Phiコプロセッサのスターターキットサーバー「インテル S2600GZ ベース・サーバー・ソリューション」を発表した。同社の販売代理店を通じて2月初旬より発売する。価格はオープン。

Intel Xeon Phiは2012年11月に発表された、HPC(High Performance Computing)向けのコプロセッサ。Intel Xeon Phi 5110Pの主な仕様は、倍精度ピーク性能が1.011TFLOPS、最大コア数が60、クロックが1.053GHz、GDDR5メモリ速度が5GT/sec、ピークメモリ帯域が320GB/sec、メモリ容量がGDDR5 8GB、キャッシュが30MB、TDPが225W。

今回のシステムは、2Uラックマウント型の「Intel Server System R2308GZ4GC」に、Intel Xeon Phi 5110Pを組み込んだもの。マザーボードはインテルのサーバーボード「S2600GZ4」で、チップセットはIntel C600、CPUはIntel Xeon E5-2620(2GHz)×2、メモリはDDR3-1600 ECC Registered DIMM 4GB×8(最大768GB)、ストレージはIntel SSD 520(240GB)×1で最大8台まで搭載可能。ネットワークインタフェースには「Intel Ethernet Controller I350-AM4」(Gigabit Ethernet×4)を搭載し、電源は750W×2。そのほか主なインタフェースは、フロントにUSB 2.0×2とVGA×1、リアにUSB 2.0×3とVGA×1など。