米NVIDIAは6日(現地時間)、タブレットやスマートフォンといったモバイル端末向けの最新プロセッサ「Tegra 4」(開発コード:Wayne)を発表した。クアッドコアのARM Cortex-A15プロセッサと72個のカスタムコアを持つNVIDIA GeForce GPUを搭載。従来の「Tegra 3」と比較して、より高解像度のディスプレイに対応するほか、Webブラウジングの速度が約2.6倍に向上するという。

「Tegra 4」では、GPUとCPU、カメラのイメージ・シグナル・プロセッサの処理能力を合わせることでハイダイナミックレンジ(HDR)の写真や動画を自動的に生成する機能を搭載する。

また、第2世代のバッテリセーブ型コアを搭載するほか、バックライトの消費電力を削減する「PRISM 2D Displayテクノロジ」を採用することで、一般的な利用状況における消費電力は「Tegra 3」と比較して、最大45%低減するという。

このほか、オプションで用意されているチップセットNVIDIA Icera i500プロセッサを利用することでLTEによる音声通信とデータ通信にも対応する。