ワコムは、日本漢字能力検定協会の漢検CBT(Computer Based Testing)において、同社の液晶サインタブレットが受検者の書き取り問題用入力デバイスとして採用されたことを発表した。

漢検CBT手書き問題イメージ

漢検CBT受検の様子

今回、採用された液晶サインタブレットは、カラー表示が可能な「STU-520」。同機種について、約500台が全国の漢検CBT会場に順次導入されていく予定となっている。

これまで同検定では同社の板型ペンタブレット(F-40xシリーズなど)を使用していたが、今回の機器の切り替えによって、液晶画面に直接ペンで書き込みを行えるようになったため、入力機器の慣れなどに左右されることなく解答を入力できるようになったという。

ちなみに、京都・東京の受検会場にて「以前に板型のタブレットで受検した経験のある受検者」を対象にアンケートを行ったところ、150名のうち9割を超える受験者が、「液晶サインタブレットは手元に筆跡が表示されて受検しやすかった」と回答しているという。

なお、漢検CBTとは、コンピューターを使って日本漢字能力検定を受検するシステム。この検定に合格すると、従来のペーパーで受検する検定と同じ資格が得られる。検定を受けられる日時が自由な点や、申し込みから結果発送までの期間が短いなどのメリットがあり、年々受検者のニーズが高まっているとのことだ。