軽くて携帯しやすく、何より"圏外"を気にしなくていい!

自分が"英語モード"から抜けて勉強を再開するのが嫌にならないように、また英単語や問題に毎日触れられるようにするため、XD-D8600は常に持ち歩くようにしました。普段からスマートフォンもノートPCも持ち歩いているので、もう1つのツールを増やすのは正直重いし嫌だな…と実は思っていたんです。でも、実際に持ってみるととっても薄くて軽い。丈夫だからかばんにそのまま入れられるし、荷物が増えた感覚はあまりなかったです。

というより、休憩時間は[2000文学作品]で英語の古典作品をよく読んでいるので、入れっぱなしの方が少ないかも。こういうバラエティに富んだコンテンツが収録されている点にも感心しました。TOEICの勉強もしていることだし、リーディング強化も兼ねて、そろそろ海外作品の原文読書にも挑戦したいと思っています。

「餅は餅屋」という言葉がありますが、学習などにはやはり専門的なツールが合っているんでしょうね。スマートフォンやノートPCと違って通信環境に左右されないから、ネット系辞書にありがちな「圏外で使えない」、「電波が弱くて検索が遅い」といった問題がありません。

一般的な名刺入れとXD-D8600を並べてみた。XD-D8600の重さは約310g(単3形電池×2本込み)

しかも、数十冊分の辞書情報が詰まっているのに、バッテリ消費がかなり遅い。地下鉄に乗っている時、XD-D8600を使いながら「電波や電源の心配をしなくていいってこんなに便利だったかなあ…」としみじみ思いました。ちなみに、電源は単3形乾電池やエネループを2本、これで約130時間も動くそうです。もし出先で電池がなくなっても、乾電池ならどこでも手に入るのがいいですね。

それ以外にも、英文メールをやり取りしたり、海外のITビジネス・経済系ニュースサイトを読んだりすることもありますが、そんな時は英文メールの言い回しやビジネス英語・用語集を使っています。

特に[実務・情報2]メニューの[経済・ビジネス英語2万語辞典]は、検索したい単語の1文字を入力するごとに候補を絞り込んで表示してくれるので、曖昧な単語も検索が簡単。気付いたらすぐ調べられるので、語彙も自然に増やせている気がします。英語の電話応対が多い人なら、[キクタンビジネス basic]や[NHKラジオ英会話]なども役立ちそうです。特にNHKラジオ英会話は、多くの人が一度は聞いたことがあると思うカリキュラムなのでは? そして途中で挫折してしまった人も多いかもしれませんが、今なら内容もずっと身近だし、自然に頭に入ってくるに違いありません。

プライベートでも便利に使えるエクスワード

頻繁に使うことで、自分なりの使い方が段々見えてきた気がします。XD-D8600って、TOEICの練習や仕事以外の趣味にもかなり使えるんですよ。

筆者の場合、海外の編み物パターンを読む時に使っています。編み図がある日本のものと違って、海外ではWebにせよ洋雑誌にせよ、編み方の説明はテキストが中心です。そのため、決まった言い回しはありますが、基本が分からないとちょっと大変。しかも地元に根ざした柄や編み方も多いので、地名や動物などのモチーフが分かったほうが完成のイメージも湧きやすいんです。

よく活躍するのは[ブリタニカ・コンサイス百科事典(英語)]や[ブリタニカ国際大百科事典]、[デジタル植物図鑑]など。正誤が混ざったWebサイトの検索結果から探し出さなくても、信頼できる事典から一発で検索できるので効率が良くなりました。

今回は、TOEIC受験をきっかけにXD-D8600を使うことになりましたが、感じたのはとにかく「自然と英語に親しめる」ツールだということ。いつもかばんに入っているので、"さあ勉強"と気合を入れてなくていいし、ゲーム機に触れる感覚で使えます。ビジネスでもプライベートでも活用できるので、ビジネスパーソンなら持っていて絶対に損のない存在じゃないでしょうか。情報の収録量と濃さ、安定した使いやすさを求めるなら、やっぱり「餅は餅屋」ってことなんだと思います。