ASUSTeK Computerは、Kepler世代GK104コアベースのNVIDIA最新GPU「GeForce GTX 660 Ti」を搭載するPCIe x16接続グラフィックスカードの新製品として、オーバークロック版の「GTX660 TI-DC2T-2GD5」と「GTX660 TI-DC2O-2GD5」、定格版の「GTX660 TI-DC2-2GD5」の3モデルを発表した。
GTX 660 Tiのリファレンス仕様は、CUDA Core(SP数)は1344基で、ROP数は24基、テクスチャユニット数は112基。GPUクロックは915MHz、GPU Boostクロックは980MHz、メモリは192bit接続の2GB GDDR5で、メモリクロックは6008MHz(データレート)。TDPは150Wで、利用電源ユニットの推奨容量は450W。リファレンスカードでは補助電源ピンに6ピン×2を備え、出力端子はDualLink DVI×2、DisplayPort×1、HDMI×1。
今回のASUS新製品で最上位モデルとなる「GTX660 TI-DC2T-2GD5」では、GPUクロックを1059MHz/Boost時1137MHzへ引き上げている。発売日は9月以降を見込み、店頭予想価格は37,000円前後。
もう一枚のオーバークロックモデルである「GTX660 TI-DC2O-2GD5」では、GPUクロックを967MHz/Boost時1058MHzへ引き上げている。発売日は8月末頃を見込み、店頭予想価格は35,000円前後。
定格版の「GTX660 TI-DC2-2GD5」は、リファレンススペックと同様の仕様で、既に発売を開始しており、店頭予想価格は33,000円前後。
全てのモデルで、ヒートパイプをGPUに密着させた高効率な「DirectCU II」クーラー、6フェーズのデジタル電源回路「DIGI+ VRM」を備え、GPU-Zベースの高機能設定ソフト「GPU Tweak」を同梱している。