「スカイエクスプローラー SE-AT100N」

ケンコー・トキナーは7月27日より、天体望遠鏡「スカイエクスプローラー SE-AT100N」と、「スカイエクスプローラー 撮影アダプター コンパクトカメラ用」を発売する。SE-AT100Nはコンパクト・軽量なうえ、自動追尾機能搭載により初心者でも使いやすい卓上型望遠鏡だ。推定市場価格はSE-AT100Nが29,800円前後、撮影アダプターが7,980円前後となっている。

SE-AT100Nは、放物面鏡1枚と平面鏡1枚、レンズというシンプルな構成で取り扱いやすく、入門者用に最適とされるニュートン式反射望遠鏡。

観測していた天体が、少し目を離したスキに視野から消えてしまったという状況は、天体観測ではよくあることだ。そのような状況を想定して、本製品では自動追尾機能を搭載。これは、簡単な緯度の設定を行うだけで、捕捉していた天体を自動で追い続けるというものだ。観測者が交代する際なども自動で追い続けてくれるので、親子で使用する場合などにも最適。もちろん、手動での観測を行うことも可能で、自動と手動の切り替えは簡単に行うことができる。

構成がシンプルなため鏡筒サイズが外径180×長さ410mm(ファインダー部除く)、鏡筒重量が2.2kgとコンパクト・軽量に仕上がっている。電池での駆動にも対応しているので、キャンプなどに持っていくのにも最適。

主な仕様は、有効径が100mm、焦点距離が450mm、架台タイプが経緯台式(エンコーダー・DCモーター内蔵)となっている。電源は単3形電池×8本またはACアダプターを使用し、アルカリ乾電池使用時の連続駆動時間は約4時間だ。

架台サイズは410×290mm、架台重量は4kgとなっている。

「スカイエクスプローラー 撮影アダプター コンパクトカメラ用」

カメラを取り付けたところ

スカイエクスプローラー 撮影アダプター コンパクトカメラ用は、天体望遠鏡にコンパクトデジタルカメラを取り付けて撮影できるようにするもの。SE-AT100Nに装着することもできる。

望遠鏡に取り付けたうえで、カメラを三脚取り付けネジを使って固定する。そのため、三脚ネジ穴(1/4インチ)のないカメラでは使用できない。また、重量300g以上のカメラの取り付けも、たわみが発生する可能性があるため、推奨されていない。その他の取り付けの注意点は、ケンコー・トキナーのWebサイトを参照のこと。

本製品のサイズは最大時でW180×D165×H120mm、最小時でW145×D165×H120mm、重量は215gとなっている。