パナソニックは25日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新製品として、Wi-Fi搭載による撮影後のかんたんシェアなど、使い勝手をさらに進化させたスリムズームカメラ「LUMIX SZ5」を発表した。発売は8月23日予定で、価格はオープン。ボディカラーはホワイトとブラックの2色展開。月産台数11,000台を見込む。

Wi-Fi搭載スリムズームカメラ「DMC-SZ5」

スマートフォン内蔵カメラの高性能化と普及の加速に伴い、デジタルカメラへのニーズとして「スマートフォン以上の高画質」と「スマートフォンとの親和性」が求められている。同社ではこのようなニーズを踏まえて、「DMC-SZ5」を設計。広角25mm相当からの光学10倍(35mm換算25~250mm相当)のライカ「DC VARIO-ELMAR」(バリオ・エルマー)レンズを搭載することで、手ブレを抑えた、スマートフォンでは不可能な高画質撮影を実現した。

また、本体にWi-Fiを搭載。スマートフォン用アプリケーション「LUMIX LINK ver.2」をインストールすることで、使い慣れたスマートフォンからLUMIXを操作することが可能になる。たとえば、 LUMIXで撮影した写真・動画をスマートフォンへ保存したり、 コメントを付けてSNSへ写真や動画をアップロード&シェアしたりといったことが可能。さらに、スマートフォンで構図を確認しながら撮影できるリモートビューシャッターなども装備。LUMIXとスマートフォンをWi-Fiで繋ぐことで可能になる、デジタルカメラとスマートフォンの新しい楽しみ方を提案する。

さらにパソコン(事前に設定が必要)やハイビジョンテレビ「ディーガ」に加え、パナソニックが運営する「LUMIX CLUB クラウド同期サービス」に、LUMIXのWi-Fiから写真を自動で転送する「おまかせ画像転送」に対応。パソコンへは動画も合わせて転送できる。

その他の主な仕様は、撮像素子が有効約1,410万画素の1/2.33型CCDセンサーで、レンズが焦点距離25~250mm相当の光学10倍ズーム、開放F値がF3.1~F5.9、手ブレ補正がMEGA O.I.S.(ON/OFF可)となっている。

対応感度はISO100~1600(高感度モード時ISO1600~6400)、記録メディアは内蔵メモリー(約55MB)とSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能で、記録形式は静止画がJPEG、動画がMP4、動画の最大記録画素数は1,280×720ドットとなっている。

ワイヤレス転送規格はIEEE802.11b/g/n、暗号化方式はWPA/WPA2。アクセス方式はインフラストラクチャーモードでのみ動作する。

サイズは約W104.1×D20.8×H57.6mm(突起部を除く)。重量は本体のみで約120g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約136gだ。