最短の撮影距離が80cmと短いことも、「Tokina Reflex 300mm F6.3 MF MACRO」の長所だ。最大撮影倍率は1:2となり、下の写真のように小さな植物をクローズアップで捉えることも可能だ。絞りについては、F6.3に固定となる。
絞り:F6.3 / シャッター速度:1/160秒 / 露出補正:+1 / 感度:ISO800 / WB:晴天 / 使用したカメラ:「OM-D E-M5」 |
絞り:F6.3 / シャッター速度:1/200秒 / 露出補正:+1 / 感度:ISO1600 / WB:晴天 / 使用したカメラ:「OM-D E-M5」 |
レンズマウントには、マイクロフォーサーズマウントを採用。今回はオリンパスイメージングの「OLYMPUS OM-D E-M5」に装着して使用したが、ボディ内手ブレ補正機構との相性は非常にいい。明るい屋外なら、手持ちでも問題なく撮影可能だ。またオリンパス製品に限らず、パナソニックのマイクロフォーサーズ機でも、カメラ側にライブビューの拡大表示機能があるので、正確なピント合わせが楽に行える。
個人的には、かつてのフィルムカメラの時代、ミラーレンズに対して扱いにくいという印象を持っていたが、今回「Tokina Reflex 300mm F6.3 MF MACRO」を使用してその偏見は吹き飛んだ。マニュアルフォーカス専用や絞り固定といった点は、マイクロフォーサーズ機での使用なら苦にならない。それに何より、超望遠を気軽に楽しめる小型軽量サイズが気に入った。