シャープは6月11日、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」に60V型の新モデル「LC-60W7」を発表した。発売は7月10日。価格はオープンで、推定市場価格は280,000円前後となっている。

Wチューナー搭載で裏番組録画も可能な「LC-60W7」。長時間録画HDDにも対応する

シャープの60V型液晶テレビは現在、クアトロン(4原色)液晶を採用した「AQUOSクアトロン」では「G7」「L5」「Z5」、「フリースタイルAQUOS」では「F5」、スタンダードな「LED AQUOS」では「B5」というシリーズを展開している。新たに加わった「W7」シリーズは、LEDバックライトを搭載した3原色UV2A液晶パネルを採用するモデルだ。

「B5」シリーズとの主な違いは、長時間録画HDD「レコロング」への対応とWチューナーの搭載だ。レコロングは、バッファローが発売している製品で、HDD側にトランスコーダーを装備することで、最大4倍の長時間録画に対応するというもの。2TBモデル「HDX-LS2.0TU2/V」を使用した場合、最長で約696時間の録画が可能だ。なお、「W7」シリーズでは、最大3TBまでの外付けHDDの接続に対応している。

映像面では、「Wクリア倍速」や「高画質アクティブコンディショナー」などを搭載。Wクリア倍速は、動きの速い映像での動画ボケだけでなく、カメラのパンなどにより撮影時に発生したボケも低減する機能。一方の高画質アクティブコンディショナーは、シーンの内容を解析して自動的にコントラストや色を調整すると同時に、ノイズの発生を抑えるというものだ。

機能面では、動画配信やショッピングなどが利用できるネットワービス「AQUOS City」に対応。また、「AQUOS PHONE」との連携が楽しめる「スマートファミリンク」、DLNAプレーヤー機能の搭載は、「B5」シリーズにはない特徴だ。

HDMI入力は3系統装備する(1920/24p、ARC対応)。アンプはデジタル方式で、出力は10W×2。スピーカーは3×15cmのユニットを左右それぞれ1基搭載している。

本体サイズは、W1,383×D344×H873mmで、重量は約32kg(いずれもスタンド込み)。消費電力は約172Wで、年間消費電力量は149Wh/年。