ソニーは25日、大型ディスプレイを搭載した一体型デスクトップPC、「VAIO L」シリーズの2012年春モデルを発表した。ラインナップを1機種に絞り込み、3Dディスプレイの選択やハイスペック構成などはオーナーメードモデルでの選択肢とした。価格はオープンで、店頭モデルの予想価格は18万円前後。

VPCL247FJ/BI

店頭モデルのラインナップは1機種で、カラーバリエーションは「VPCL247FJ/WI」(ホワイト)、「VPCL247FJ/BI」(ブラック)の2種類。従来の4機種ラインアップからはだいぶ絞り込まれているが、Core i5搭載のテレビチューナー搭載モデルという人気の構成が残った形だ。テレビ機能として、地デジチューナー×2に、Windowsを起動せずに試聴できる「スグつくTV」を組み合わせた形も引き継がれている。

店頭モデルの主な仕様は、ディスプレイが24型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-2450M(2.50GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがインテル HD グラフィックス 3000、メモリがDDR3-10600 SO-DIMM 4GB(4GB×1)、ストレージがSATA 7200rpm HDD 2TB、光学ドライブがブルーレイ(BDXL対応、DVDスーパーマルチ機能搭載)。TVチューナーはスグつくTV用地デジ×1基、地デジ/BS/110度CS×2基で、VAIO AVCトランスコーダ×2基。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit。オフィスソフトはOffice Home and Business 2010。

主なインタフェースは、IEEE802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 3.0+HS、USB 3.0×2、USB 2.0×3、IEEE1394×1、HDMI出力(3D対応)×1、HDMI入力×1、ビデオ入力×1、オーディオ入出力、メモリカードスロット、131万画素Webカメラ。ワイヤレスキーボード/レーザーマウス/リモコンが付属する。本体サイズ/重量は約W608×D168~187×H429~439mm/約11.7kg。

オーナーメードモデルのCTOでは、テレビなし構成や3Dディスプレイ搭載モデルも構築可能だ。上位CPUの選択もでき、多彩なカスタマイズが可能となっている。