高電社は、入力システムや辞書機能などに加え、読み上げやOCRなども提供する中国語統合ソフト「ChineseWriter10シリーズ」を2月24日より発売する。スタンダード版の価格が32,800円、中国語検定プログラムなどトレーニング機能が追加される「ChineseWriter10 学習プレミアム」が36,800円、OCR機能を搭載する「ChineseWriter10 OCRプラス」が39,800円となる。いずれもアカデミック版が用意されている。対応OSは、Windows XP / Vista / 7(32/64ビット)。
ChineseWriterは、10周年を迎える同社の中国語統合ソフト。新たに搭載された予測変換機能では、中国語の発音表記であるピンインをすべて入力せずとも、入力履歴やユーザー辞書から変換候補を表示する。入力システムには、中国国家標準文字コードGB18030とGB2312の両コードに対応する「GB18030-IME」、台湾で使用されている中国語繁体字BIG5コードで入力できる「BIG5-IME」、シフトJISコードに中国漢字を対応させた同社オリジナルの「CW-IME」の3種類が用意される。変換候補の中国語は、辞書ビューワを使い辞書で確認、「小学館 中日・日中辞典」、「愛知大学/大修館書店 中日大辞典」、「大修館書店 中国語新語ビジネス用語辞典」、「日本工業出版 日中英技術用語ハンドブック」、「上海辞書出版社 現代漢語大詞典」が辞書として用意されている。
同じく新機能の「チャイニーズナビ」では、メールやWebで表示される中国語の発音や辞書引きが可能になるほか、Wordアドイン機能では音声読み上げ機能を使った中国語校正、全角128文字までの日本語を中国語に翻訳できる「C-TIME(日中翻訳パッド)」、中国漢字から5種類(声調付き、声調なし、数字声調付き、カタカナ、注音)のピンイン表記へ変換する「漢字ピンイン変換」、串刺し検索も可能な「中国語デジタルマルチ大辞典」など多数のツールが搭載される。
「ChineseWriter10 学習プレミアム」には、中国語検定対策プログラムへの検定対策レッスンやマイクから入力した音声をネィティブ音声と比較できる「抑揚変換 for ChineseWriter10」などがさらに追加。「ChineseWriter10 OCRプラス」では、中国語を含む168言語対応のOCRソフト「FineReader」が同梱される。