シャープは17日、同社の液晶テレビ「LED AQUOS」シリーズに「LC-60B5」を追加した。LC-60B5は、「AQUOS」のスタンダードモデルで12月10日発売予定。価格はオープンで、推定市場価格は28万円前後となる見込みだ。

60V型の大画面を採用するスタンダードなLEDアクオス「LC-60B5」

LC-60B5は60V型の大画面液晶テレビだが、チューナーを地上・BS・110度CSデジタルそれぞれ1基のシングル構成にする、3D機能の非搭載などにより、ハイグレードなモデルと比べて低価格化した製品だ。

使用しているパネルは「UV2A」技術を使用したもので、バックライトはLED(テレビコントラスト比200万:1)。シーンの内容に応じてコントラストや色の調整を自動的に行う「高画質アクティブコンディショナー」や「なめらか高画質」などが含まれる「AQUOS高画質マスターエンジン」を搭載している。ネットワーク接続機能も搭載。ブラウザーは「NetFront」で、「AQUOS.jp」や「Yahoo! JAPAN for AQUOS」をはじめ、「アクトビラ」「ひかりTV」なども利用可能だ。DLNA対応のプレーヤー機能も搭載する。

シングルチューナーモデルではあるが、USB接続タイプのHDDへの番組録画も可能だ。入力インタフェースは、1080p/24、ARCに対応したHDMI×3系統、PCアナログ入力用のD-sub15ピン×1系統、D5×1系統、コンポジット×1系統を装備する。

LC-60B5は、機能的には「V5」ラインの製品に近いが、V5ラインにはなかった「AQUOS高画質Wクリア倍速」や、「AQUOS PHONE」シリーズとの連携を行えるスマートファミリンク機能が採用されている点が違いだ。

本体サイズはW1,383×D344×H873mm、重量は約32kg(いずれもスタンド込み)。消費電力は約170W(待機電力0.1W)で、年間消費電力量は149Wh/年となっている。