ソニー・コンピュータエンタテインメントは15日、プレイステーション 3の全世界累計売上台数が2011年3月29日時点で5,000万台を超えたと発表した。加えて、プレイステーション 3専用PlayStation Moveモーションコントローラの販売台数も、同年4月3日現在で800万台を超えたとしている。
高い演算能力を持つCell Broadband EngineやRSX等の先端技術に加え、Blu-ray再生機能・HDMI等を採用したプレイステーション 3は、発売当初から高精細かつ高画質なエンタテインメント体験を提供するとともに、継続的なシステムソフトウェアのバージョンアップを通じて、新機能を追加しながら進化してきた。
さらに、プレイステーションユーザー向けに提供するネットワークサービス「PlayStation Network」は2006年11月のプレイステーション 3発売と同時に開始され、現在、その展開国・地域数は59に、累計登録アカウント数は7,500万(2011年3月20日現在)にまで拡大しているとされる。
独自のネットワークサービス「PlayStation Store」では、2011年2月末現在、32,840のゲームコンテンツを含めて105,988種類にもおよぶライブラリーを提供。さらに、2009年9月には新型プレイステーション 3を発売し、基本機能を踏襲しながら大幅に薄型・軽量化して、さらなる静粛性・省電力化を実現した。
これにより、プレイステーション 3プラットフォームの普及拡大は一気に加速。無料のシステムソフトウェアアップデートにより、2010年4月には3D立体視ゲームに、続く9月にはBlu-ray 3Dディスクに収録された3D映像コンテンツの再生にも対応した。なお、3D立体視対応ゲームタイトルは、2011年4月1日時点で、89本に達している。
さらに同年9月には、欧州・アジア・北米で、翌月には日本で「PlayStation Move」を発売。「PlayStation Move」は、プレイステーション 3用USBカメラ「PlayStation Eye」と組み合わせて使用することにより、より自然で直感的な操作を可能とし、幅広いゲームに対応。『スポーツチャンピオン』『SingStar Dance』『KILLZONE 3』をはじめ、PlayStation Move専用・対応タイトルは2011年3月24日時点で155本に達しているという。
なお、これまでに発売されたプレイステーション 3専用タイトル数は、2,128本、累計売上本数は4億800万本(2010年12月末現在)にのぼるという。同社は、今後も『SOCOM 4: U.S. Navy SEALs』などの魅力的なタイトルの投入により、新たなゲーム体験を拡げていくとしている。