「ノートン 360 バージョン 5.0」

シマンテックは23日、ウイルスやスパイウェア対策やフィッシングなどのWebからの脅威対策からPCパフォーマンスの最適化、オンラインストレージとPCを包括的に保護するソフト「ノートン 360」シリーズ最新版となる「ノートン 360 バージョン 5.0」を発売、同社オンラインストアで購入できる。また店頭では25日から販売する。

オンラインストアでのダウンロード版の価格は「ダウンロード1年版」(価格8,480円)、「ダウンロード2年版」(価格15,680円)、「ダウンロード3年版」(価格22,980円)。オンラインストレージ容量25GBの「ノートン 360 バージョン 5.0 プレミアム エディション」もラインナップされており、同社オンラインストアでのダウンロード1年版の価格が9,980円となる。対応OSは、Windows XP / Vista(32/64) / 7(32/64)。同一世帯3台までインストールできる。同社Webサイトでは体験版も公開している。

ノートン360は、1億7,500万人を超えるシマンテックユーザーの中からの協力で成り立つレピュテーションベースのセキュリティ技術「インサイト」、実行中のアプリケーションの動きを監視、疑わしい挙動をブロックすることでパターンファイルにはない未知の脅威を防ぐ「SONAR 3」など、ノートン 2011製品と同様のセキュリティ技術が搭載。疑わしいWebを検索結果などでも直ちに識別する「ノートンセーフウェブ」、金銭被害に直結しかねないオンラインショッピングなどにおける脅威にはログイン情報やパスワードの自動入力や暗号化管理も可能な「IDプロテクション」、子供たちのWebサイトの安全利用を促進する「保護者機能」と多角的にPCを守ってくれる。

セキュリティのみならず、ハードディスク内のファイル断片化の解消による高速化、インターネット閲覧により累積してしまう不要な一時ファイルの自動クリーンナップ、不要なレジストリの削除などPCを最適化する機能も複数搭載する。バックアップと復元機能では、デジタル写真やビデオ、財務文書など重要なファイルなどをUSBメモリやBlu-ray、iPadなど各種デバイスに簡単に自動バックアップ。標準で2GB、プレミアム エディションでは25GBのオンラインストレージへのバックアップも可能(オプションで容量増加可能)となり、暗号化したセキュアな環境でのオンラインバックアップが可能になる。

最新バージョンとなる「ノートン 360 バージョン 5.0」では、ユーザーインタフェースが大幅に改良されており、メイン画面となる「ノートン コントロール センター」に出現する世界地図には同社が検出した脅威をリアルタイムで活動マップとして表示される。ここから活動ウイルスの詳細なデータを確認できるなど、最新且つ具体的な情報も入手できる。また、Webサイト評価サービスである「ノートン セーフ ウェブ」では、ベリサインSSLサーバ証明書を使用している企業、ベリサイントラストシールを持つWebサイトを簡単に見分ける指標も導入されている。そのほか、Facebookのウォールやフィードの中の不正リンクなどをチェックする「Facebookウォールスキャン」なども搭載している。

「ノートン 360 バージョン 5.0」起動ユーザーインタフェース