アップルは22日、iOSの最新バージョンとなる「iOS 4.2ソフトウェアアップデート」の提供開始を発表した。同社のWebサイトには、iOS 4.2ソフトウェアアップデートの公開を告げるページがオープンされている(※23日3時10分追記:アップデートが可能になった模様。デバイスをパソコンに接続し、iTunesからデバイスの概要画面で[アップデートを確認]ボタンをクリックすると、アップデートを行える)。対象デバイスはiPhone 3G/3GS/4、iPad、iPod touch(第2世代以降)。iPadでは、今回が初のiOS 4アップデートとなる。

iOS 4.2を導入したiPadの設定画面。「バージョン」欄にあるとおり、正確なバージョンは「4.2.1」だ

このアップデートにより、iPadがiOS 4に対応し、マルチタスク、フォルダ機能、Mailの統合インボックス、メッセージのスレッド表示、Game Centerといった機能を利用できるようになる。また、Safariにおけるウェブページの特定単語のハイライト表示、強力なセキュリティ、25カ国語での表示といった機能もiPadに新たな導入される機能だ。

また、iOS 4.1(iPhone/iPod touch用)からの新機能として、iOSデバイスから音楽/ビデオ/写真をワイヤレスでApple TVにストリーミングする新機能「AirPlay」、iOSデバイスから対応プリンタに直接印刷を行う「AirPrint」といった機能が追加されている。

また、従来は有料のMobileMeに加入しなければ利用できなかった、iPad/iPhone/iPod touchを紛失した際にデバイスがどこにあるかを探してくれる「iPhone(iPad、iPod touch)を探す」機能が、MobileMeに加入していないユーザーも利用できるようになった。ただし対象は、iPhone 4、iPad、iPod touch(第4世代)のみとなる。

マイコミジャーナルでは、iOSの各機能についてさらに詳細なレビューを掲載する予定。そちらもぜひお読みいただきたい。

iOS 4.2関連記事

アップル、「iOS 4.2」の提供を開始 - iPadにiOS 4の導入が可能に
【レビュー】iPadユーザーから見た「iOS 4.2」──新機能&変更点を速攻チェック
アップル、MobileMe向けだった「iPhoneを探す」を無料開放
Apple TVのファームウエアがv4.1に - AirPlayに対応
【レポート】iOS 4.2でさらに生活&仕事に入り込むiPad - アップデート記事まとめ
【レポート】iOS 4.2アップデートで改めて理解する「マルチタスキング」のしくみ
【レビュー】iOS 4.2の目玉機能「AirPlay」は、こんなに便利だった!
【レビュー】ワイヤレス印刷「AirPrint」のナゾに迫る - iOS 4.2の注目機能チェック