シャープは30日、「AQUOSクアトロン 3D」のLBシリーズ「LC-52LB3」「LC-46LB3」を発表した。11月15日発売で、価格はオープン。市場価格は、LC-52LB3が50万円前後、LC-46LB3が42万円前後と予想される。
AQUOSクアトロンは、三原色(赤緑青)表示に黄色を加えた四原色表示を行うことで、色域を広げるという製品。従来のパネルでは難しかった黄金やエメラルドグリーンなどのリアルな表現も可能としている。現在、AQUOSクアトロンは、3D映像に対応したLVシリーズ、LVシリーズから3D機能を除いたLXシリーズ、スリムタイプのXFシリーズの3シリーズがリリースされている。AQUOSクアトロンの第4弾となるLBシリーズは、LVシリーズをベースとした3D対応モデル。液晶分子を面単位で制御できるUV2A液晶は、一般的な液晶パネルに比べて高い応答速度を持つ。また、開口率も高く、さらに、3D映像表示を1系統の配線のみで行うFRED技術により、3D表示での明るさも向上。クロストークが少なく見やすい3D表示を実現している。
LVシリーズとの違いは、録画機能の追加。LVシリーズでも、USBタイプの外付けHDDでの録画には対応していたが、LBシリーズではBDドライブを搭載。新トランスコーダーも採用しており、最長10倍のハイビジョン長時間録画が可能だ。BDXLメディア(3層)を利用した場合、1枚のメディアに最大87時間、ハイビジョン録画を行うことができる。なお、トランスコーダーはBDにのみ有効で、外付けのHDDに録画する場合はDRモード(TS録画)のみとなる。チューナーは2基搭載するが、1基は視聴用で、1基は録画用と完全に用途が分けられており、テレビの2画面表示や、2番組の同時録画には対応していない。
サウンド面では、LVシリーズと同様にARSSを採用。ARSSは、テレビ画面の周囲にスピーカーを配置することで、より映像と一体感のあるサウンドを実現するというもの。LBシリーズでは、2.1chの4way 8スピーカーが搭載されている。アンプは、もちろん1ビットデジタルアンプ。
映像入力は、3系統のHDMI端子、2系統のD端子、1系統のS端子、3系統のコンポジット端子、1系統のD-sub15ピン端子を装備。そのほかに、TS入力に対応したi.LINK、1系統のUSB端子を装備する。