ライカカメラは21日、独ケルンにて開催されている『photokina 2010』にて、コンパクトデジタルカメラの新製品「ライカ D-LUX 5」と「ライカ V-LUX 2」を発表する。いずれも発売は10月を予定し、取扱いはライカ直営店およびライカ正規特約店。価格はオープンで、販売価格は未定。
ライカ D-LUX 5は、35mm判換算で24~90mm相当の焦点距離をカバーし、開放F値が2.0の光学3.8倍ズームレンズ(ライカ DCバリオ・ズミクロン)を搭載。撮像素子には、画素数ではなく画素サイズで画質向上を実現する、新開発の1 / 1.63型CCDセンサーを採用。有効画素数は1,010万画素ながら、レンズの描写力を最大限に活用できるように設計され、エレクトロニクスとファームウェアとの相乗効果によって、自然な色再現で高コントラストかつシャープな画質が得られるとのこと。
そのほか、AVCHD Lite形式を採用した1280×720のハイビジョン動画撮影機能を持ち、電子ビューファインダーや実用的なハンドグリップなどのアクセサリーも用意されている(ともに別売)。本体サイズは110(W)mm×66(H)mm×43(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重さは約270g。
ライカ V-LUX 2は、35mm判換算で25~600mm相当の焦点距離をカバーする光学24倍ズームレンズ(ライカ DCバリオ・エルマリート)を搭載。撮像素子には、有効画素数1,410万画素のMOSセンサーを採用し、こちらもレンズの描写力を最大限に活用できるように設計されている。
1920×1080のAVCHDフルハイビジョン動画撮影機能を持ち、内蔵ステレオマイクと電子式ウィンドカット(風音低減)機能により、クリアな音声の録音も可能。高速連写機能も搭載され、最大記録画素数14.1Mで11コマ / 秒、2.8Mで60コマ / 秒の連写速度を実現している。
液晶モニターは46万ドットの3.0型TFT液晶で、自由に回転できるフリーアングル式のため、頭上からのハイアングルや地面すれすれのローアングルまで、様々な構図の静止画や動画撮影が行える。本体サイズは約124.5(W)mm×81(H)mm×95(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重さは約540g。
2機種ともに、記録メディアはSD / SDHC / SDXCカードに対応。電源には充電式リチウムイオンバッテリーを使用する。