三洋電機は12日、講義室やホールでの利用に適した輝度5,000ルーメンのプロジェクター「LP-ZM5000」を11月19日に発売すると発表した。価格は126万円。

「LP-ZM5000」

同製品は、フルHDを超える解像度のWUXGA(1920×1200ドット)に対応するとともに、5,000ルーメンの輝度を実現したプロジェクター。明るくて高精細の大画面投映が可能なため、大会議室や講堂、明るい場所での投映が求められるデジタルサイネージ(電子広告)など、幅広い利用が可能という。

機能面では、本体の位置を変えずに投映画面の位置調整が行える「上下左右電動レンズシフト機能」と「電動ズーム・フォーカス機能」を搭載。さらに、スクリーンに対して斜めから投映した際の画像の歪みを補正可能する「コーナーキーストーン補正」、投映の一時的に中断が行えるな「メカシャッター」など、プロユース向けの機能も装備する。レンズは、標準搭載レンズのほか、短焦点タイプから長焦点タイプまでオプションレンズが合わせて5種類用意され、スクリーンまでの設置距離に合わせて選択できる。

また、耐久性に優れた無機パネル採用の光学エンジンに加えて、光学部品への影響を最小限に抑える放熱設計技術や冷却技術を導入。10回分のフィルター交換が1回で済むという、自動フィルター交換システムも採用したことで、高い信頼性とメンテナンスコストの低減、省資源化を実現したとのこと。

画面サイズは40~400型となっており、入力端子はD-sub15ピン、BNC端子(コンピューター / アナログ兼用)、DVI-D、HDMI、RCA端子、S端子を装備。レンズを含めた本体サイズは、489.5(W)mm×164(H)mm×434.8(D)mmで、重さは約9.8kg。