Corsairは今年のCOMPUTEXもプライベートブースでの製品展示を行っていた。
まずは同社のPCケース第3弾となる「600T」。初のミドルタワーということだが、横幅の広さも含め大型なケースである。使い勝手に重点が置かれており、ロングカードも搭載可能なレイアウトはもちろん、3.5インチシャドウベイは2通りにレイアウトを変更できる。
ファンはフロント、トップ、ボトムの3箇所(20cm×2、12cm×1)に搭載可能であり、ケース前面のボリューム式ファンコントローラで回転数を調節可能。このファンコンは4chまで対応している。ファンのフィルターはプッシュ式で簡単に開閉可能。そのほかにもツールレス、ケーブルマネジメント、メンテナンスホール、そして製品版ではUSB 3.0対応になるというトップ部のインタフェースなど、数々の工夫が見られる。
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トップ部のインタフェース。USB 2.0が4口、ボリューム式の4chファンコン、オーディオ入出力、eSATA、そして写真ではIEEE1394だが製品ではUSB 3.0が搭載されるという |
ゴム蓋付きホールを多数設けてケーブルマネジメントに優れるほか、ネジ固定式のCPUクーラーを装着するためのメンテナンスホールも設けられている |
電源の新製品はAXシリーズ。80 PLUS GOLD認証を得た容量1200Wの「CMPSU-1200AX」は、ATX12Vに至るまで全てプラグ式のケーブルを採用しており、ケーブルマネジメントに優れた製品だ。電力の変換効率は最大90%で、そのほか日本製コンデンサやリップルノイズの抑制などを特徴に挙げている。サイズはかなり大きく奥行きが200mm。
「AIRFLOW PRO」は、同社のDOMINATORシリーズに装着可能メモリクーラーだ。DOMINATORシリーズメモリにあるコネクタと接続することで温度を検出し、50度以上であれば赤色に、40度程度であれば緑色にLEDが光る。
CPUクーラーでは「A70」「A50」という2製品が展示されていた。A70はデュアルファンで4本のヒートパイプ、A50はシングルファンで3本のヒートパイプを備えている。ヒートパイプは直接接触するタイプ。