シマンテックは21日、同社のセキュリティソフト「ノートン インターネット セキュリティ 2011」および「ノートン アンチウイルス 2011」など2011年版製品のパブリックベータ版を公開した。同社Webサイト「ノートンベータセンター」からダウンロードできる。また同社初の無償セキュリティツールとなる「ノートン パワー イレイサー」なども公開された。

ノートン 2011では、従来バージョンとの比較において、さらなる高速化やメモリ使用量の削減などパフォーマンスの向上が図られているほか、従来から同シリーズの検出率を支えているレピュテーション技術、現状5,300万人というノートンコミュニティウォッチメンバーからのフィードバックなど変化に富むウイルスへの対策も図られている。新バージョンでは「ダウンロードインサイト2.0」が搭載され、ブラウザ、メール、インスタントメッセンジャーなど事実上ほとんどのダウンロードファイルに対してレピュテーション技術による保護が加えられるという。

また、新たに「ノートン パワー イレイサー」、「ノートン ブータブル リカバリ ツール」など無償ツールもWebサイトで公開、これらもベータ版には搭載されている。

「ノートン パワー イレイサー」は、スケアウイルスなどいわゆる偽アンチウイルスをはじめ、ユーザーがダウンロードしインストールしてしまうプログラムの検出、駆除を可能とする。「ノートン ブータブル リカバリ ツール」は、有効期限内にあるノートンユーザーに提供されるツールとなり、システムの感染が深刻な状況にあり正常起動できない場合にPCを安全に起動することができる。