富士フイルムは9日、広角27mmからのフジノン光学10倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix F80EXR」を4月17日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万7,000円前後。
同製品は、「ペット自動検出」や「ペットオートシャッター」といったペット撮影用の機能を搭載したデジタルカメラ。ペット自動検出は、正面を向いた犬または猫の顔を最大で10匹まで検出してピントを自動的に合わせる機能。ペットが正面を向いた瞬間に自動でシャッターを切る「ペットオートシャッター」と併せて使用することで、ペット撮影時のシャッターチャンスを逃さないとのこと。
撮像素子には、高感度・低ノイズ優先 / ダイナミックレンジ優先 / 高解像度優先という3種類の撮像方式を1つのCCDで実現した、有効画素数1,200万画素の「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載。6つのシーンを自動的に認識して、上記3つの撮像方式の自動切り替えを行う「EXR AUTO」と、撮りたいイメージに合わて3つの撮像方式を手動切り替えできる「EXR 優先モード」が利用できる。
また、日付やシーン別などで画像を検索できる「ピクチャーサーチ」や、カメラが自動追尾して被写体にピントを合わせ続ける「自動追尾」オートフォーカスなどの機能を持つ。動画撮影機能は1280×720ピクセルのハイビジョンに対応し、HDMIマイクロ端子からの出力も可能。
記録メディアは約40MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカードに対応。突起物を含まないサイズは、99.3(W)mm×58.9(H)mm×28.4(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重量は約203g。